記事一覧 2023
  • 「三体0 球状閃電」の感想

    2023/01/28 in Blog

    劉 慈欣(著)大森 望(翻訳)「三体0【ゼロ】 球状閃電」を読みました。 三体0【ゼロ】 球状閃電|Amazon 「三体」より前に書かれた「球状閃電」という長編を、日本市場向けに「三体0【ゼロ】 球状閃電」とリブランドした作品。 「三体」の前日譚的な話ではあるが、直接のつながりはない。 共通点は登場人物に理論物理学者の丁儀がいるというくらい。 すごくおもしろかったです。 「三体」三部作にも劣らない作品。 すごい。どうしたらこういう作品を創造できるのだろうか。 読む順番の話。 「三体0」→「三体」 …

    続きを読む

  • 「Re:ゼロから始める異世界生活」の感想

    2023/01/27 in Blog

    アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」シーズン1を見ました。 原作は長月達平によるライトノベル。 「小説家になろう」にても連載中のようだ。(2023年1月現在) 書籍版がMF文庫Jから出版されている。 Re:ゼロから始める異世界生活|Amazon まあおもしろかったです。 Amazonにて視聴。 まず思ったのは「異世界転生の理解の良さの割に死に戻りループの理解が悪すぎる」こと。 見ているこちらはわかりきっているのに、主人公の理解が遅いので、話のテンポがわるいと感じてしまう。 つぎに、死に戻り …

    続きを読む

  • 「悪童日記」の感想

    2023/01/24 in Blog

    アゴタ クリストフ(著)「悪童日記」を読みました。 悪童日記|Amazon 著者のデビュー作。 第二次世界大戦中のハンガリーで、祖母のいる田舎に疎開した双子の話。 なお、作品中では「第二次世界大戦」や「ハンガリー」などの固有名詞は使用されていない。 おもしろかったです。 凄まじい小説。 「悪童日記」というとっつきにくいタイトルだが、ぜひ読んでみることをオススメします。 作品の形式について。 彼らの記したノートをのぞき見るような小説。 物語はたくさんの小さな章ごとに分かれていて、それぞれのテーマに …

    続きを読む

  • 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の感想

    2023/01/23 in Blog

    「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」を見ました。 Amazon prime videoにて視聴。TV版ではなく。 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|Amazon おもしろかった…です。 ただし、前提知識や固有名詞の理解が全然足りていない。 「逆襲のシャア」や小説の続編的な立ち位置の作品だからだろう。 狙ってそう描かれているのだろうが、謎の美少女ギギがエッチでしたね、という印象。 スポンサーリンク

    続きを読む

  • アニメ版「サマータイムレンダ」の感想

    2023/01/22 in Blog

    アニメ版「サマータイムレンダ」の感想。 田中靖規の「少年ジャンプ+」のマンガ原作。 おもしろかったです。 夏の和歌山の島を舞台に、ドッペルゲンガーとループものを組み合わせた作品。 ループ要素からすると「シュタインズゲート」や「Re:ゼロから始める異世界生活」のような作品ではあるが、 特異な宗教儀式のある田舎の謎解きとしては「ひぐらしのなく頃に」っぽくもあり、 人間に擬態した怪物とのバトル要素もあるので「寄生獣」っぽさも感じた。 これらのミックス作品であると感じました。 アニメとしては、とてもクオ …

    続きを読む

  • 「星を継ぐもの」の感想

    2023/01/22 in Blog

    ジェイムズ P.ホーガン(著)「星を継ぐもの」をよみました。 星を継ぐもの|Amazon おもしろかったです。 とくに最後のほうは。 月面で発見された真紅の宇宙服の死体は一体何者なのかという謎から、 人類とは一体何者なのかという壮大な問いに発展する快感を味わえる作品。 大したことではないが、序盤の登場人物の名前をあまり覚えられなかった。 なぜなら、ファーストネームとラストネームの使い分けとかで、人によって呼び名が変わったりしたので。 それに、誰が最後まで重要人物であり続けるのか分からなく、注目す …

    続きを読む

  • 「さいごの宇宙船」の感想

    2023/01/20 in Blog

    田中空(著)「さいごの宇宙船」を読みました。 人間も生命もいなくなるほど気の遠くなる年月を経た、無人宇宙船の話。 さいごの宇宙船|ジャンプ+ おもしろかったです。 SF作品が、ジャンプ+の読み切りでトップに掲載されるというかたちで、話題になった。 マンガにすることで今の若い人たちにも届くので、ジャンルSFにとっていいことだと思う。 他の人のレビューを見ると、結末にいろいろと思うところがあるようだ。 わたしは、別にこれはこれでいいと思いました。 スポンサーリンク

    続きを読む

  • 「ゆゆ式」の感想

    2023/01/19 in Blog

    アニメ「ゆゆ式」を見ました。 女子高生3人組のまったりとした学園生活の話。 nasneの録画を視聴。 まあまあおもしろかったです。 おもっていたよりも、百合百合しい。 はじめは「こういうかんじかー」と思って見ていてが、 見ているうちに、人気な理由がなんとなくわかったかもしれない。 マンガはまだ完結していないらしい。 マジかよ、アニメ化は十年くらい前のはず。 ずっと続いていたのか。 こういうことを知るきっかけになるので、ブログ記事を書くのはいいですね。 スポンサーリンク

    続きを読む

  • 「楽園とは探偵の不在なり」の感想

    2023/01/18 in Blog

    斜線堂 有紀(著)「楽園とは探偵の不在なり」を読みました。 2人以上殺した人は『天使』によって地獄に引き摺り込まれるという特殊設定のミステリー。 絶海の孤島を舞台とした、クローズドサークルもの。 楽園とは探偵の不在なり|Amazon まあまあでした。 この本を読んだきっかけは、「ベストSF2021」という短編集で著者の「本の背骨が最後に残る」を読んだこと。 「ベストSF2021」の感想 | 気になる本・読みたい本 率直に言えば、「本の背骨が最後に残る」の方がおもしろかったかな。 なぜそう感じたの …

    続きを読む

  • アニメ版「氷菓」の感想

    2023/01/17 in Blog

    アニメ「氷菓」を見ました。 原作は米澤穂信の推理小説〈古典部〉シリーズ。京都アニメーション制作。 nasneに録画していたものを視聴。 おもしろかったです。 観るまではミステリーだとは思いませんでした。 千反田えるの「私、気になります」のアニメ描写が良かった。 序盤のときは過激だったのに、終盤は控えめになってしまった。 誇張されているくらいのが、好きだった。 ちょっと気になることがあるとすれば、 ひとつめは、アニメの終わりが中途半端なこと。 しかも、なんとまだ原作が完結していないようだ。 マジか …

    続きを読む