記事一覧 2023
  • 「日本アパッチ族」の感想

    2023/03/20 in Blog

    小松 左京(著)「日本アパッチ族」をよみました。 日本アパッチ族|Amazon おもしろかったです。 小松左京の長編デビュー作。 戦後のエネルギッシュさを感じる読み応え。 妻のために書いた小説でありながら、 人類の進化や日本の滅亡という普遍的なテーマを扱っているのが印象的でした。 冗長さを感じるところもあったが、戦闘シーンなどはよかった。 また、主人公と浦上とが人間とアパッチの幸せについて話し合うシーンなどもよかった。 花粉症のためか、読み終わるまでにものすごく時間がかかってしまった。 読書体験 …

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  • 「ONE PIECE FILM RED」の感想

    2023/03/08 in Blog

    アニメ映画「ONE PIECE FILM RED」をみました。 2022年公開。 監督は谷口悟朗。 ONE PIECE FILM RED|Amazon かなりおもしろかったです。 国民的漫画の映画化に期待されるすばらしい出来栄えでした。 谷口悟朗監督の作品は、期待に答えてくれる。 原作漫画では、多くの登場人物を活躍させるために「過剰なほどの分断作戦」が展開されます。 しかし、本映画ではそのようなことはなく、すぐに本丸に到達していてよかった。 また、終盤に「現実世界と幻想世界との同時攻撃作戦」が行 …

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  • 「幼年期の終り」の感想

    2023/03/06 in Blog

    アーサー C.クラーク(著)福島 正実(翻訳)「幼年期の終り」を読みました。 1952年刊行。 幼年期の終り|Amazon おもしろかったです。 ファースト・コンタクトものの古典であり、 後世のさまざまな作品に影響を与えているので、 一度は読んでおくべき作品だと感じた。 ただし、ちょっと期待があまりに高すぎたかもしれない。 「星を継ぐもの」のような終盤の大どんでん返しを期待していたが、 当時としてのすごい展開だったんだろうなという印象。 「2001年宇宙の旅」の脚本と同じ人らしい。 なるほど同じ …

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  • 「プライベート・ライアン」の感想

    2023/03/01 in Blog

    映画「プライベート・ライアン」をみました。 1998年公開。 監督はスティーヴン・スピルバーグ。 原題はSaving Private Ryan。 プライベート・ライアン (字幕版)|Amazon まあまあおもしろかったです。 序盤のノルマンディ上陸作戦のシーンはすごかった。 ゲームの「バトルフィールド」の光景にも似ているなーと思いながらみた。 ただし、すごく長い。 もうすこし短縮できたのではないだろうか。 村でライアンに出会ったけれど別人だった、というシーンは本当に必要だっただろうか。 スポン …

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  • 映画「フルメタル・ジャケット」の感想

    2023/02/28 in Blog

    映画「フルメタル・ジャケット」をみました。 1987年公開。 監督はスタンリー・キューブリック。 原作はグスタフ・ハスフォードの小説。 フルメタル・ジャケット (字幕版)|Amazon おもしろかったです。 前半と後半で物語が大きく転換するのは、意外だった。 海兵隊新兵の訓練シーンは、リズムのいい歌もありミュージカル感があって好き。 ラノベ「フルメタル・パニック!」の「やりすぎのウォークライ」というエピソードにて、弱小ラグビー部を海兵隊式の訓練で鍛えるシーンがあった。 あれは本作のパロディだと、 …

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  • 「愛じゃないならこれは何」の感想

    2023/02/28 in Blog

    斜線堂 有紀(著)「愛じゃないならこれは何」を読みました。 愛じゃないならこれは何|Amazon まあまあおもしろかったです。 2日でサクッと読み終わりました。 この本を読んだきっかけは、「ベストSF2021」という短編集で著者の「本の背骨が最後に残る」を読んだこと。 著者のはじめての恋愛小説集。 こういうジャンルは自分にはあまり合わなかった。 収録作品の中では「ミニカーだって一生推してろ」が狂気をはらんでいて、いいなと思った。 収録作品一覧 ミニカーだって一生推してろ きみの長靴でいいです 愛 …

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  • 「夏への扉」の感想

    2023/02/28 in Blog

    ロバート・A・ハインライン(著)、小尾芙佐(翻訳)「夏への扉」を読みました。 夏への扉[新訳版]|Amazon おもしろかったです。 再読、高校生の時くらいに読んだ以来。 当時読んだ理由は、村山由佳の「天使の卵-エンジェルス・エッグ」で本作が登場したから。 いくつかのシーンや結末を覚えていたけれど、けっこう忘れていた。 大人になってから読み直してよかった。 以前よりも、物語がよくわかる。 今回は新訳版を読んだ。 かなり読みやすい表記になっているように感じた。 家事ロボットが「おそうじガール」なん …

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  • 映画「シャイニング」の感想

    2023/02/25 in Blog

    映画「シャイニング」をみました。 1980年公開。 監督はスタンリー・キューブリック。 原作はスティーヴン・キングの小説。 シャイニング (字幕版)|Amazon まあまあおもしろかったです。 有名なドアの裂け目から顔をのぞかせるシーンはよかった。 どうやら原作小説とはけっこう違いがあるらしい。 スポンサーリンク

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  • 「2001年宇宙の旅」の感想

    2023/02/24 in Blog

    映画「2001年宇宙の旅」をみました。 1968年公開。 2001年宇宙の旅 (字幕版)|Amazon まあまあおもしろかったです。 めっちゃ長かった。 すごい映像表現だった。 最初の方の、人類が動物の骨を宙に投げるシーンまでは以前みたことがあった、はず。 そして、人工知能が人間同士の会話を読心術で読み取るシーンは、別のなにかで知っていた。 それらのシーンが同一映画のものだと、ようやくわかった。 スポンサーリンク

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  • 「老人と海」の感想

    2023/02/23 in Blog

    「老人と海」を読みました。 1952年出版。 老人と海(新潮文庫)|Amazon まあまあおもしろかったです。 男性的な小説でした。 大魚をしとめるまでかなり長く感じたが、サンチャゴの苦闘の長さを思えばしかたない。 有名な小説ですが、はじめて読みました。 読むきっかけは「ベストセラー小説の書き方」に「老人と海」が何度か登場していたこと。 「ベストセラー小説の書き方」の感想 スポンサーリンク

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