「ラッシュライフ」の感想

伊坂 幸太郎(著)「ラッシュライフ」を読みました。

感想としては、「お話の構成を工夫した小説だなー」です。
前半では一見関係のなさそうな複数の登場人物たちの物語が、
後半で結びついていく。

初の伊坂幸太郎小説でした。
登場人物たちを交錯させる物語を書く系の作家さんなのかしら。
そういう交錯を楽しめるなら良いかもしれません。

「文庫の価格分」は楽しめました。
ただ、個人的にはそんなにハマりませんでした。
他のレビューサイトで星4くらいになっているようですが、わりとズレを感じます。
「もしかしたら、同じくらいの『星』のライトノベルを読んだほうが楽しめるかもな」と思ってしまいました。
価値を『星』で表現するのは難しいですね。

「モノの価値を『星の数』で表現するのではなく、
『いくら払えるか』で表現すると良いのではないか」
という話を聞いたことがあります。
それに当てはめると、今回の「ラッシュライフ」は私にとって「文庫の価格分」なので『629円(税別)』ほどでした。
そう悪くはない、十分。そんなかんじ。


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