「車輪の下で」の感想

ヘルマン・ヘッセ(著)「車輪の下で」を読みました。
邦訳本によっては、タイトルが「車輪の下」とか「車輪の下に」とかだったりする。

車輪の下で (光文社古典新訳文庫)|Amazon

うーん、という感じでした。
読み終えるのにものすごい時間がかかってしまった。
それだけ内容に興味が惹かれなかったということなのかもしれない。
もしも子供の頃に本書を読んでいたら、また違った感想になっていただろう。
強制される学業や無理解な大人たちに対して、思うことが多いだろうから。

ドイツのある町で周囲の大人たちの期待を受けながら勉強漬けにされた少年が、
州試験二位の成績で神学校に進学するものの、
そこでの生活に馴染むことができず退学して実家に戻り、
地元の同級生への劣等感を感じながらも機械工として働き始めるが、
なぜか川に落ちて死亡する話。
ヘッセの自伝的小説らしい。

神学校の同級生の名前について。
ハルトナーとハイルナーがカタカナで表記されると分かりにくかった。
何度か誤読して、混乱してしまった。
読むのに時間がかかったひとつの要因かもしれない。

読もうと思ったきっかけについて。
YouTubeの切り抜き動画で、ひろゆき氏が「面白くてオススメ の本に『車輪の下で』なんかを挙げるようなヤツ、マジ信用できない」みたいなことを言っていたのをたまたま見かけた。
そして、「そういえば教科書か何かで少しだけ読んだことはある気はするけれど、ちゃんと読んだことあったっけ?」と思い、読むことにした。


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