「愛の不時着」の感想

ドラマ「愛の不時着」を見ました。
韓国の財閥令嬢と北朝鮮の軍人とのラブストーリー。
Netflix、全16話。
韓国音声、日本語字幕での視聴。

とてもおもしろかったです。
ざっくりと言うと、朝鮮版の「ロミオとジュリエット」といったところだろうか。
作中にも「ロミオとジュリエット」の言及はあったので、おおむねあっているだろう。
もっとも、それが北では通じないので「織姫と彦星」で比喩し直していたが。

ドラマの構成やつくりについて。
一話あたり90分から120分くらいあるので、視聴するのにとても時間がかかった。
いくつかとても冗長なシーンはあるものの(女性主人公が非武装地帯を逃げ回るシーンや男性主人公がネトゲに熱中するシーンなど)、
視聴者の興味を途切れさせない全体の構成であり、よくできていたと思う。

韓国ドラマとしても、あたらしい世代に変わっている印象を受けた。
「初恋」という要素や「主要人物の記憶喪失」にも依存しないドラマ。
むしろそれらをネタにするシーンがあるのは、作っている側にも世代の切り替わりの意識があるのだろう。

料理について。
病人・けが人に出す料理が「白粥」だった点は、覚えておきたい。
むかし「さくら荘のペットな彼女」というアニメで、
病人に食べさせる料理が、原作では「お粥」だったのが「サムゲタン」に変更されてしまったのを見たことがある。
その思い出があるから、もしかしたらサムゲタンが出てくるのかと思っていた。
やっぱり、病人・けが人に出す料理は「お粥」だよね。

韓国のチキン屋での食事シーンがたびたび挿入されていた。
また、北の人たちが韓国へ来た際に「チキン屋が多い」と言っていた。
「梨泰院クラス」の感想にも書いたが、
「韓国にはチキン屋が多い」というのはやっぱりホントらしい。

愛の不時着を見た理由について。
単純に以前から評判を知っていて見たかった。
それに加えて、最近絵本作家の原ゆたか氏のnote記事を見た。
そこで、愛の不時着について言及されていたので、今回視聴優先度を上げて見終えた。

🦊「かいけつゾロリ」🦊の原ゆたか流 物語のつくりかた|note


スポンサーリンク