「半分の月がのぼる空1」の感想

橋本 紡 (著)「半分の月がのぼる空1」を読みました。電撃文庫版。
まあまあ面白かった。
ライトノベルの難病系ボーイミーツガールものという印象。
ささっと読めるので「読みやすい」と評価する人は多そう。

それにしても、若い頃ってこういう作品を通るよね。
いまでいうと「君の膵臓をたべたい」とかと同じ。

ネットで調べてみたところ、いまでは電撃文庫版以外にも文春文庫版があるようだ。
なぜなのだろう。
作品の内容的にファンタジーものではなく現代青春日常ものなので、ライトノベルというよりライト文芸という扱いでリニューアルしたのだろうか。

作中に芥川龍之介の「蜜柑」という作品が登場していました。
こういう作中で登場する別作品は、つい読みたくなってしまいます。
昔、たしか「天使の卵」という作品に「夏への扉」が登場したので読んだ記憶があります。
芥川龍之介作品であれば青空文庫で読めるかと思うので、いずれ読んで見たいと思います。

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