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記事一覧 2025
  • 「侍タイムスリッパー」の感想

    2025/09/09 in Blog

    「侍タイムスリッパー」を観ました。 公開:2024年(日本) 上映時間:131分 おもしろかったです。 幕末の会津藩士の高坂新左衛門が、長州藩士の山形彦九郎との戦いの最中、140年後の現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてしまう。 幕末と現代とのギャップに戸惑いながら、斬られ役として身を立ててゆく話。 ところどころセリフが説明的すぎたり、カメラワークが平凡すぎて固いと感じるところがあった気がする。 しかし、分かりやすさを重視したと捉えれば許容できる。 とくに、最序盤で登場人物の名前や状況を全部セ …

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  • 映画「海獣の子供」の感想

    2025/09/08 in Blog

    映画「海獣の子供」を観ました。 公開:2019年 上映時間:111分 作者:五十嵐大介 制作:STUDIO 4℃ 映像表現はすごかったです。 ただ話はわかりにくかったです。 少女がジュゴンに育てられた少年に出会い、海の「誕生祭」に参加する話。 Wikipediaを確認すると、漫画連載開始時にストーリーが決まっていなかったらしい。 「少女がジュゴンに育てられた少年に出会う」、「最終的に海と宇宙をつながるようなものにする」以外の要素はノープラン。 やはりね、たしかにそんな感じだった。 だからこそ、感 …

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  • アニメ版「タコピーの原罪」の感想

    2025/09/07 in Blog

    アニメ版「タコピーの原罪」を観ました。 おもしろかったです。 地上波ではなく、Webアニメで主に配信された。 そのおかげか、漫画版に忠実で、残酷で衝撃的な内容が損なわれなかったので、よかったと思う。 漫画版の線画を踏襲しつつ、漫画よりも周囲の状況がわかりやすい点もよかったと思う。 漫画版の決めゴマの方が迫力があったシーンも一部あった。 例えば「人間をつまえて胃の中を調べる道具 出して」のシーンは漫画版の方が秀逸だ。

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  • 「酔拳」の感想

    2025/09/06 in Blog

    映画「酔拳」を観ました。 公開:1978年(香港) 上映時間:111分 なかなかおもしろかったです。 名門武術道場の息子でありながら自堕落なフェイフォンが、父の怒りにふれて、酔拳の達人蘇化子に一年間弟子入りさせられる。 殺し屋の鉄心にコテンパンにされたことをきっかけに、酔拳の修行に打ち込む。 父を暗殺の標的にされるものの駆けつけて、アドリブの「何仙姑(女性らしい動きをするだけ)」を駆使しつつリベンジを果たす。 コメディーカンフー映画。 武闘というより舞踏。 映画中ずっと対戦相手とダンスをしている …

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  • 「セブン」の感想

    2025/09/05 in Blog

    「セブン」を観ました。 原題:Seven 公開:1995年(アメリカ) 上映時間:127分 監督:デヴィッド・フィンチャー 脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー うーん、まあまあでした。 後味はよくない。 退職間近の刑事サマセットと新人刑事のミルズが、七つの大罪になぞらえた連続殺人事件を追う。 「嫉妬」の罪人は、てっきり冒頭の殺人事件の被害者だと思ってしまっていた。 物語が加速するのに、中盤までかかった。 「羊たちの沈黙」も結構似た雰囲気だと思う。 個人的には本作よりもそちらのほうが出来がい …

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  • 「サタデー・ナイト・フィーバー」の感想

    2025/09/04 in Blog

    「サタデー・ナイト・フィーバー」を観ました。 原題:Saturday Night Fever 公開:1977年(アメリカ) 上映時間:118分 主演:ジョン・トラボルタ けっこうおもしろかったです。 「ブルックリンのダンス好きな青年が、ふと出会った年上の女性と、地元のダンスコンテストで優勝して500ドルゲットするゴキゲンな映画」だと思っていたら、違いました。 まず、裕福なマンハッタンと労働者階級が住むブルックリンとの格差社会がある。 そんな社会の狭間で苦悩し葛藤し揺れる青年を、それぞれの街を結ぶ …

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  • 「パルプ・フィクション」の感想

    2025/09/03 in Blog

    「パルプ・フィクション」を観ました。 公開:1994年(アメリカ) 上映時間:154分 監督:クエンティン・タランティーノ 受賞:第67回 アカデミー脚本賞 あんまりおもしろくは感じなかったです。 好きな人は好きなんだろうなと思います。 90年代のカリフォルニア。ギャングの部下やボスの妻・落ち目のボクサーなど、それぞれの視点のオムニバス映画。 視点や時系列がシャッフルされている特徴がある。 よくおすすめ映画に名が挙がる作品。 ところどころ、画がキマっているが、物語の展開もキマっている。 まさか、 …

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  • 「ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期」の感想

    2025/09/02 in Blog

    「ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期」を観ました。 公開:劇場上映版1990年、再編集版2020年(アメリカ) 上映時間:158分 (再編集版) 監督:フランシス・フォード・コッポラ 序盤はうーんという感じでしたが、終盤はまあまあおもしろかったです。 劇場上映版の評価は当時悪かったらしい。 1979年。合法なビジネスへの転換を図るマフィアのドンのマイケル・コルレオーネが長兄ソニーの私生児ヴィンセントにビジネスを引き継いだり、長男アンソニーがオペラ歌手としてデビューしたり、長 …

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  • 「ゴッドファーザー PART II」の感想

    2025/09/02 in Blog

    「ゴッドファーザー PART II」を観ました。 公開:1974年(アメリカ) 上映時間:200分 監督:フランシス・フォード・コッポラ まあまあおもしろかったです。 1958年ごろ。マイケルが組織の仕事をこなすにつれてファミリーを喪失する。 1901年から1925年ごろ。父ヴィトーが組織とファミリーを拡大させる。 それら二つの物語を交錯させつつ対比させる。 三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第二弾。 前作のヴィトー役のマーロン・ブランドがいないので、すごく寂しい。 今作の若きヴィトー役はロ …

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  • 「ゴッドファーザー」の感想

    2025/08/31 in Blog

    「ゴッドファーザー」を観ました。 公開:1972年(アメリカ) 上映時間:177分 監督:フランシス・フォード・コッポラ 原作:マリオ・プーゾの同名小説 おもしろかったです。 ちょっと神話のような雰囲気もある映画。 1945年。ニューヨークの五大ファミリーの一角であるコルレオーネ・ファミリーのヴィトー・コルレオーネが、麻薬密売人のソロッツォとの決裂をきっかけに抗争に巻き込まれていく。 大学から軍隊に入っていて今まで組織の仕事していなかった末弟のマイケルが、ドンとして組織を率いていく話。 三部作の …

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