「麦秋」の感想
「麦秋」を観ました。
公開:1951年(日本)
上映時間:124分
監督:小津安二郎
全体的にイマイチで、部分的にまあまあおもしろかったです。
北鎌倉に暮らす間宮家は、老夫婦、長男とその妻と息子二人、長女紀子の三世代家族。
紀子が同級生と合うと独身組と結婚組に別れ、売れ残りと揶揄され、言い返す関係。
ある日、紀子に縁談があり、まんざらでもなく話が進む。(しかし、相手は40歳)
ある日、長男の同僚医師矢部の耳にもこの話が入る。
矢部は妻をなくし娘がいて、秋田の病院に転任することが決まっている。
矢部の母から嫁に来てほしいと言われ、突如紀子は承諾する。
家族から勝手に決めたことをとやかく言われる。
最終的に、老夫婦は大和に隠居し、麦畑を見ながら人生を振り返る。
原節子が紀子を演じる「紀子三部作」の二作目。
1949年「晩春」
1951年「麦秋」←コレ
1953年「東京物語」
「麦秋」が初夏のことだとは知りませんでした。
良い点。
紀子三部作で、俳優の笠智衆が色々な役を演じている点。
今作では長男役。
「晩春」では父。
「東京物語」では老いた義父。
「晩春」より作品としての派手さや明快さが減っている点。
良い点でもあるし、良くない点でもある。
観る人次第。
「四十でフラフラしている男より、子供がいる人の方が信頼できると思うの」みたいな紀子のセリフ。
気になった点。
突然、紀子が結婚を決める。
前半は独身派みたいな雰囲気だったのに。
気がついたら、結婚を承諾していた。
上映時間が長い。
人生を描いていると言えば聞こえは良いけれど、本当にたいした事件が起きない。
子供がおもちゃのレールを買ってもらえなくて、パンを蹴って、父と喧嘩するくらい。
暗くなっても家に帰ってこないとかの子供関連のエピソードは、本当に必要でしたか?
紀子が秋田弁を流暢に話せる設定は、流石に無理筋では。