「晩春」の感想
「晩春」を観ました。
公開:1949年(日本)
上映時間:108分
監督:小津安二郎
原作:広津和郎『父と娘』
おもしろかったです。
大学教授の父周吉は娘紀子を結婚させたいが、娘は父とずっと暮らしたい。
父が再婚予定を告げ、娘は仕方なく結婚する。
だが、それは父の嘘だった。
原節子が紀子を演じる「紀子三部作」の一作目。
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1951年「麦秋」
1953年「東京物語」
良い点。
特有のカメラワークは健在。
能の舞台のシーンが思いのほか長かった。
学があれば、何かしら意味があるのが解るのだろう。
戦後間もない当時の能表現を映像に残すこと自体にか、もしくはその演目などに、意味や含みがあるのかも。
気になった点。
いい年して、父離れできない娘。
当時の中年男性のドリームを見せられている感じがした。
娘がまるで若い新妻みたい。
「東京物語」と比べると、現実感薄めにして娯楽的ドリーム要素を濃い目にした映画。