「ココ・アヴァン・シャネル」の感想

「ココ・アヴァン・シャネル」を観ました。
原題:Coco avant Chanel
公開:2009年(フランス)
上映時間:110分
原作:エドモンド・シャルル=ルーの同名小説

うーん、まあまあでした。
イマイチ寄り。

ガブリエル・シャネルは幼少期姉と一緒に孤児院で育ち、大人になるとナイトクラブで歌手として働く。
ある日、将校のバルザン(バルサン)と出会い、愛人として暮らす。
ある日、カペルと関係を持ち、シャネル1号店の資金援助をしてもらう。
その後、カペルは自動車事故で死亡した。

ココ・シャネルの伝記映画。
原題の意味は「シャネル以前のココ」。

良い点。

女性が自立しづらい時代を描けていた。
1910年〜1910年頃のフランス。
愛、結婚、社会の奇異の目と向き合いながら、自分を貫く主人公を描いていた。

気になった点。

退屈。
ひたすら、主人公とおじさんたちとの恋愛を描くだけなので仕方ない。
フランス映画っぽいのかも。

シャネル時代の描写が薄い。
原題の意味の通りなので仕方ない。
それにしても、シーンの切り替えですでにシャネルで成功している姿にバッサリと切り替わる。
そのため、シャネルをいかにして今の地位にしていったかを見たい人にとっては、残念な内容。

カペルの死を物語の盛り上げに利用している。