「素晴らしき哉、人生!」の感想
「素晴らしき哉、人生!」を観ました。
原題:It’s a Wonderful Life
公開:1946年(アメリカ)
上映時間:130分
原作:フィリップ・ヴァン・ドーレン・スターン『The Greatest Gift』
すごくおもしろかったです。
すばらしい名作でした。
1945年クリスマスイブのアメリカ。
天国の大天使が二級天使のクラレンスに対して、ジョージ・ベイリーを自殺から救うように命じる。
その準備として、ジョージの人生をクラレンスに見せていく。
左耳の難聴をもっと物語に使うのかと思ったら、そういう感じでもなかった。
インド映画の「ランガスタラム」がそういう感じだったので、そう思っちゃった。
主人公の住宅金融会社に、カラスとかリスとか小動物が飼われていた。
叔父さんのペットだと思うけれどぜんぜん説明がなくて、むしろおもしろかった。
良い点。
ひたむきに生きる人々を肯定する、気持ちの良い映画。
爽快で賑やかな結末。
矢継ぎ早に、話が進んでいく。
昔の慣習などに理解が追いつかないくらい、目まぐるしいテンポ。
それでいて見事な構成。
全然眠くならない。
ひとりの男の人生を描きつつ、街に生きる人々までも描けている。
なかなかできることではない。
少年期のジョージ・ベイリーがかっこいい。
そりゃあ女の子にモテるよ。
気になった点。
登場人物がとても多く、脇役の人物の名前と顔を覚えきれない。
登場するたびに、名前を言ってくれるので親切な部類。
単純に私が覚えるのが苦手なだけで、映画の欠点ではないです。