「エイリアン」の感想

「エイリアン」を観ました。
公開;1979年(アメリカ)
上映時間:117分
監督:リドリー・スコット

うーん、ぼちぼちでした。

宇宙船の乗組員たちが、エイリアンに次々と襲われる話。

寄生するタイプだとは思っていなかった。
ちょうどサイエンスZEROで寄生虫特集を見たところ。

良い点。

宇宙船のセットなどのこだわりがすごかった。
多様な造形物があり、映画に深みを与えていた。
エイリアンの造形も世間的には評価されているのだろうけど、個人的には船内が良いと思った。
エイリアンについては、暗すぎて見えない。

猫の演技。
エイリアンを怖がって後退するのが、かわいかった。

最後の展開は良かった。

気になった点。

退屈なシナリオ。
序盤〜中盤は退屈だった。
エイリアンに遭遇するまで30分くらいかかる。
その後、乗組員がひとりずつ船内をうろちょろして、エイリアンに襲われる。
基本的に、それを繰り返すだけ。
乗組員がロボットだったという、例外はあったけれど。

非常に眠い。
シナリオが退屈だし、音楽もないので、眠くなる。
音楽があればいいというわけではない。けど、眠くなるのも事実。
何も事件が起きずに、ただ移動しているだけのシーンの時間が結構長いのも、眠くなる要因。
緩急や時間的余白を大切にしているのだとは思った。

画面が暗い。
エイリアンのリアリティを落とさないための処置だと、理解している。
ただ、エイリアンにやられるときの位置関係や状況が、暗くて分かりづらすぎる。

ジャンプスケア。
基本的に静かなのに、急に大きな音を出す。

激しすぎる明滅の演出。
人にとっては、ヤバそう。

最初の信号って、結局何だったの?
遭難信号ではなく、警告とだけ。
誰の何に対する警告なのかしら。