「M3GAN/ミーガン」の感想

「M3GAN/ミーガン」を観ました。
原題:M3GAN
公開:2022年(アメリカ)
上映時間:102分

けっこうおもしろかったです。

玩具メーカーで研究者として働くジェマは、交通事故で両親を失った9歳の姪ケイディを引き取る。
研究一筋で育児に不慣れなジェマは、傷心のケイディに開発中のAIドールのミーガンを与える。
ミーガンはケイディを守るために、彼女の敵を排除していく。という話。

SFホラー映画ということになっているが、
どちらかというとロボットものという印象。

良い点。

序盤の展開がかなり良かった。
具体的には、ミーガンがケイディと彼女の母との思い出を記録してみせて会社の役員たちに絶賛されるまでの話の流れが良かった。
みていて眠くならなかった。

ジェマが研究一筋で育児に不慣れな様子を、彼女の収集物をからめて、うまく表現できていた。
たとえば、ケイディの遊び方に口出ししてカウンセラーに咎められるシーンがあった。

上映時間が長くない。

気になった点。

序盤がかなり良いだけに、最終的にミーガンが暴走する話にしてしまうのが、すごくもったいなく感じた。
「アイの歌声を聴かせて」のような展開の方が、日本ではとくに、見てよかったなと感じる人は多いと思う。
岡田斗司夫もYouTubeで、この点を批判していた。「所詮キリスト教の倫理観に縛られているから、人間がつくったものには魂がない」というような流れになってしまっている、と。

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