「トゥルーマン・ショー」の感想
「トゥルーマン・ショー」を観ました。
公開:1998年(アメリカ)
上映時間:103分
まあまあでした。
シーヘブン島の保険会社で働くトゥルーマンは、生まれてから一度も島から出たことがない。
実は彼は巨大スタジオの中で、人生を「The Truman Show」としてテレビ生中継されていたのだった。という話。
「もしも自分のいる世界が作り物だったら系SF」として、代表的な映画なのだろう。
もしスタジオの出口を出た先も実はスタジオだったら、怖かった。
良い点。
観る人が、自分の人生を見つめ直すいいきっかけになる映画。
気になる点。
ワンイシュー(一つの課題)をずっと引きずる。
主人公にとっては世界の謎が解明されていない状態が続く。
しかし、観ている側はその謎の答えに早々にたどり着いてしまう構造になってる。
つまり、観客の興味を牽引する「物語の謎」がない状態がずっと続いてしまっていた。
ワンイシューなのに上映時間がやや長い。
90分以内にまとめてほしい。
無作為の誰かの人生を生中継しても、世界的スターになれるとは思えない。