「ロード・トゥ・パーディション」の感想

「ロード・トゥ・パーディション」を観ました。
原題:Road to Perdition
公開:2002年(アメリカ)
上映時間:119分
監督:サム・メンデス
原作:マックス・アラン・コリンズの同名のグラフィックノベル

まあまあおもしろかったです。

1931年、イリノイ州ロックアイランド。大恐慌時代。
マフィアの殺し屋のマイケル・サリヴァンは妻と息子二人と暮らしていた。
ある日、息子のマイケル・サリヴァン・Jrが父の仕事現場をみてしまった。
それをきっかけに、ボスの息子のコナーに妻と次男を殺害される。
父と息子の逃亡劇が始まる。という話。

「子連れ狼」に影響を受けた作品とのこと。
そう言われれば確かにと思う。
よく考えると「子連れ狼」をちゃんと最初から最後までみたことがない。
1980年代に海外へ輸出されている作品らしい。

気になった点。

物語が大きく動き出すまで時間がかかりすぎている。
序盤30分くらいで、ようやく事件が起き、物語が動き出す。

父と長男の名前が、分かりにくい。
字幕はマイクとマイケルで分けていたが、それでも分かりにくい。
実世界ではどうやって呼び分けるんだろうか。

人物が多く登場するので、どの名前が誰なのか分かりにくい。
相関図も分かりづらい。

撃ち込む銃弾の数が、ボスの息子コナーより、ボスのジョンの方が多い。
コナーが妻子の敵なので、彼にたくさん銃弾を撃ち込もうよ。

ボスを撃つシーンが眩しい。
激しい明滅が苦手な人はキツイと思う。

「カポネ」という人名が突然出てくるのが、まったく説明がなく、分かりづらい。
アル・カポネのことを知らない人が見たら、その部分は何もわからなそう。
「1931年はアル・カポネがイリノイ州の刑務所に入った年」という、その時代の知識がやんわりと要求される。
本作の舞台も1931年のイリノイ州。