「ワンダー 君は太陽」の感想
「ワンダー 君は太陽」を観ました。
公開:2017年(アメリカ)
上映時間:113分
まあまあおもしろかったです。
トリーチャー・コリンズ症候群が原因で27回手術を繰り返して、顔が変形した少年オギーが学校生活をはじめる話。
弟のオギーだけではなく、姉のオリヴィアにもスポットライトが当たっていてた点は良かった。
基本的に悪い人がいないので、ハートフルで温かい印象の映画になっている。
ただ、かなりふつうの映画で、予想を超えてこない。
主人公だけではなく周囲の人達も悩みから解放されて、スーパー大団円になるのかと思ったら、思ったほどではなかった。
気になった点がいくつかあった。
- いじめっ子の頭目と最終的に和解するのかと思ったら、校長にバレて学校からいなくなっただけだったこと
- 姉の親友の家庭の悩みの解放とか、サマーキャンプでヴィアの家庭環境を出汁にして人気を得ていたことの告解や和解が無かったこと
- オギーがいつも被っている宇宙飛行士のヘルメットが、ミランダからのプレゼントだったこと
外の世界を知ってほしいというのが贈る理由だったかと思う。
まるで美談のように語られていたが、結局あのヘルメットに依存することになり、外界と隔たりを作り続けてた原因になってると感じた