「夏期限定トロピカルパフェ事件」の感想

「夏期限定トロピカルパフェ事件」を読みました。
作者:米澤穂信
発行:2006年

夏期限定トロピカルパフェ事件|Amazon

まあまあおもしろかったです。

前作「春期限定いちごタルト事件」から1年後、高校二年生の夏の常悟朗と小佐内さんの話。

前作に比べて、作中で扱う犯罪の凶悪度が上がっている点がやや気になる。
小佐内さんの罪状ランクアップ作戦によって誘拐・略取が発生し、さらには直接的な暴力沙汰になっている。
個人的には、前作ような「おいしいココアの作り方」や今作の「シャルロットだけはぼくのもの」みたいな平和な謎解き路線とのギャップがすごく大きい気がする。
本作で振り落とされる読者は一定数いそう。

ここからどういう展開になるのかが気になる。


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