「パッチギ!」の感想

映画「パッチギ!」を観ました。
監督:井筒和幸
公開:2005年
時間:119分
出演:塩谷瞬、沢尻エリカ

パッチギ!|Amazon

めっちゃおもしろかったです。
名作だと思います。

京都の男子高校生と朝鮮高校の在日朝鮮人の「ロミオとジュリエット」や「ウエスト・サイド・ストーリー」のような作品。

前々から名前は知っていたが「バキ童チャンネル」の影響で観たいと思っていました。

セリフ回しがエッジが効いていた。
しかも京都弁や朝鮮語、それに序盤には長崎弁まで飛び交う。

やっぱ長崎カステラの勝ちばい

どんな理由があろうとな、歌ったらあかん歌なんかあるわけないんだ!
この銀河系のどこ探してもな
天体望遠鏡で見渡してもな
そんなモノはどこにもないんだよ!

喧嘩がすごく多かった、序盤中盤終盤隙がないくらいに。
これによって評価が分かれるだろう。
私は問題に感じなかった。
最近見た「私の頭の中の消しゴム」では終盤の唐突な流血展開にドン引きした。
けれど、本作では序盤からバスをひっくり返すわ口にビー玉を詰めて殴るわという展開が続くので、最初から「あ、そういう映画なんだ」とわかる。
それが問題に感じない理由だろう。
「龍が如く」シリーズのプレイ経験がある人には耐性があると思う。

終盤、ラジオ放送で弾き語りをして、バスで破水し、それに川の中州で喧嘩する。
それらが同時並行しながら、上手く終局を迎えるのは見事だと思った。
現実はこうじゃないとかキレイすぎる終わりとか様々な批判はあるだろうが、いい映画だと思う。

他の井筒和幸監督作品を観てみたい。


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