「私の頭の中の消しゴム」の感想
映画「私の頭の中の消しゴム」を観ました。
公開:2004年(韓国)
時間:117分
原作:日本のテレビドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(2001年)
うーん、という感じ。
記憶喪失ものとしては「アルジャーノンに花束を」や「智代アフター」などの他の作品の方がいい出来だと思う。
主演女優のソン・イェジンが登場したとき「『愛の不時着』の人だ」と思った。
わたし向けの映画では無かった。
イケメンを見てキュンキュンできる成年女性向けの映画という印象。
イケメンがコーラを飲む時に動く喉仏が眼前にあるとか、
家に帰ったらイケメンが風呂上がりで上半身裸で出迎えてくれるとか、
イケメンが事あるごとにお姫様抱っこしてくれるとか。
色々と露骨だった。
最近観た「猟奇的な彼女」と違って、
主人公が女性でコミカルなシーンもないと、こうも印象が違うのか。
序盤・中盤の展開がもっさりとしていた。
話が飛び飛びでわかりにくかった。
全体的に絵面が暗くて、よく見えなかった。
上映時間が長い。
相手男性のことも別に好きにはなれなかった。
馴れ初めとしては、コーラを横取りされて、ひったくりのバイク乗りを撃退しただけのイケメンだった。
終盤、昔の男が家にいるだけで拳でボコボコにするのはちょっとひどいなと思った。女性主人公が襲われている状況とかであれば、納得感はあったと思うけど。
韓国映画にありがちな終盤の流血展開だなと思い、引いた。
担当医が患者の前で唐突に紙タバコを吸い始めて、笑ってしまった。自由だなと。
アルツハイマー病とかで記憶に問題が生じるなら、本人だけじゃなく親族も同席して、伝えてあげて欲しいなと思った。
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