「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の感想
映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観ました。
監督:古賀豪
公開:2023年
時間:104分
すごくおもしろかったです。
事前にこの作品の評判を知らずに観たけれど、かなり評価が高いんじゃないかな、きっと。
部分的に横溝正史作品のパスティーシュを感じる。
「犬神家の一族」的な要素としては、戦後日本の製薬企業の跡目争い・湖のボート・不自然に村にある湖が見える洋風テラスなど。
「八つ墓村」的な要素としては、村の地下に鍾乳洞の洞窟がある点など。
これらの作品を観ておいて良かった。
時間も長いとは感じなかった。
細やかな演技や演出によって、視聴者に無駄なく分からせるのもうまいと思った。
たとえば、龍賀家で働くねずみが土蔵に忍び込んだ時に、ぽいっと針金のようなものを捨てることで、忍び込んだ手段を一瞬で説明するところが上手いなと感じた。
後づけの前日譚でこの出来栄えなのはすごいと思う。
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