「コンビニ人間」の感想
「コンビニ人間」を読みました。
作者:村田沙耶香
発行:2016年
受賞:第155回(2016年)芥川龍之介賞
おもしろかったです。
いかにも芥川賞っぽい文章。
と感じたが、先入観かもしれない。
最後に話が突然終わっているような感じがする。
文学賞を受賞するために重要なのは「枚数」なんだと思う。
だから突然であっても、ここで終わらせたんだろう。
以前読んだWeb記事に以下のものがある。
【特別版】芥川賞・九段理江さん「芥川賞を獲るコツ、わかりました」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。|好書好日
そのなかで、以下のように書かれていた。
「芥川賞を獲るにはコツがあるんですよ。あのね、じつはこれ、芥川賞をとった人はみんな知ってるんです。文学賞の受賞パーティにいけばみんな教えてくれるの。あれは安堂ホセさんと日比野コレコさんの文藝賞授賞式のこと。柴崎友香さんがはっきりおっしゃったんです。『芥川賞っていうのはね、枚数なんだよ』って。そばで村田沙耶香さんや羽田圭介さんもウンウンって頷いていらっしゃって。それを聞いて『しをかくうま』も削ることができたんです」
本書の作者も編集も枚数を意識しているか、感覚的に重要と分かっているんだと思った。
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