「時計のない村」の感想

「時計のない村」を読みました。
小川未明の児童文学。

時計のない村 | 青空文庫

時計を使わずに暮らしている村に、
二人の金持ちが時計を持ち込んで揉め事が起こり、
最終的に元の時計のない生活に戻り幸せに暮らす話。

出版業界で例えると、
業界内の出版社間で不文律の「小説の作法」がなんとなく共有されている状況に対して、
明文化された標準や規格を制定してウェブで公開すると、
本作と同じようにむしろ揉め事が起こるんだろうなと思う。

ソフトウェアエンジニア業界で考えると、
方言の多いマークダウン界隈に対して「共通のマークダウン」を作ろうとして、
結局マークダウンの方言が一つ増えるという話にも少し似ている。


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