「沈黙」の感想

遠藤周作(著)「沈黙」を読みました。
第2回谷崎潤一郎賞。

沈黙(新潮文庫)|Amazon

おもしろかったです。

ポルトガルのキリスト教の司祭たち三人が、日本に渡った恩師の背教の知らせを受け、キリスト教弾圧下の日本に潜入しようとし、自らも背教の淵に立たされる話。

「神の沈黙」という、信者が耐え難い苦難に遭っているのになぜ神は我々を救ってくださらないのか、という本質的な問いに焦点を当てている作品。

読む前に想像していた以上に、読みやすい文章だった。

キチジローは、創作上の人物なのだろうか。
都合よいタイミングで色々なシーンで登場したのが、少し気になった。

何度も作品名は耳にしていたので、
人生で一度は読んでみたいと思っていた。
読了できてよかった。


スポンサーリンク