「白い犬とワルツを」の感想
テリー・ケイ(著)「白い犬とワルツを」を読みました。
まあまあでした。
妻を亡くした老人が、ふらりと現れた白い犬と交流したり、たくさんいる子供たちに犬の幻覚を見ているなどと心配されたり、白い犬と一緒にオンボロなトラックに乗って同窓会に行こうとしたりして、最終的に往生する話。
この本を読んだ理由について。
だいぶ昔にこの小説を読んだことがある気がする。
今はもうなくなった行きつけの本屋にて、白い犬の大きな頭と木がオレンジ色の背景に描かれた文庫版の表紙がとても目立っていたことを覚えている。
かなりページ数が少なくて、文庫の厚みが薄かったことも。
しかし、内容をまったく覚えていなかった。
「ライオンのおやつ」を読んだ時に、この本のことをなんとなく思い出した。
だから、再読することにした。
老い、孤独、家族の絆、かつての青春などが描かれている。
自分の父親のことを参考にして、この作品を書いたらしい。
巻末にそう書いてある。
それに「白い犬」というファンタジー的な要素を追加したようだ。
これを読んで気になったのは、米国での評価だ。
Amazon.comで米国のレビューを調べてみようと思った。
さっそく調べてみたら、星4.6。
かなりの高評価だった。
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