「果しなき流れの果に」の感想
小松 左京(著)「果しなき流れの果に」を読みました。
うーん、よくわからない。というかんじ。
宇宙と人間の話。
導入の現代の話までは、ふむふむと読めた。
しかし、ふたつの勢力が追いかけっこや抗争しているところから、意味不明。
どういう組織のどういう人たちが、どういう理由で、何をしているのか、さっぱりわからないまま終盤まで読み進めることになる。
導入に登場した古墳と話がつながるのは、全体の80%ほどを過ぎてからになる。
そして、ようやく勢力の活動理由や全体像がわかるけれど「上位存在の意思だから自分たちにもよくわからん」という感じでガクッと落胆してしまった。
エピローグはいいとおもう。
まとめると、序盤とエピローグの現代の話はついていけるが、中盤の過去や未来の部分はわかりづらかったということ。
より早い段階で、登場人物たちの行動の動機を明示してほしかった。
そのほうが、より物語に入り込めたと思う。
もしくは、中編とかより短い尺であればよかったかもしれない。
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