「ふたりの証拠」の感想

アゴタ クリストフ(著)「ふたりの証拠」を読みました。
「悪童日記」三部作の二作目。

ふたりの証拠|Amazon

おもしろかったです。

戦後、双子のうち祖母の家に残った方の青年の話。
登場人物として、ヤスミーヌとその子供マティアス、ペテールや本屋などが登場する。
彼らとの愛と絶望の関係性が描かれる。

本作の最後数ページで急に、真実やアイデンティティについての謎が提示される。
だが、本作で完結と言われても不思議はない。
三作目はどう続くのだろう。


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