「チ。-地球の運動について-」の感想
魚豊(著) マンガ「チ。-地球の運動について-」を読みました。
15世紀のヨーロッパを舞台に、キリスト教のような世界観から迫害される地動説とその研究者の話。
ちなみに実際の歴史上、迫害されていたかは諸説あるらしい。
そのため、あくまでフィクションとして楽しむお話。
本書中でも「C教」と表記されている。
おもしろかったです。
ただし、前半の方が楽しめたかな。
マンガ的表現として、
「昔のことをフラッシュバックする際に以前のコマを使用する」というのが多用されていた。
ただし、とくに印象的じゃないコマが再掲されていた。
なので、「あれ、これ何巻目のどこのコマだっけ?」と何度も思いながら読みすすめた。
画力的な問題と言っていいのかわからないが、
後半の登場人物が「実はかつて登場した人物(老いた姿)」だとしても、
「あれ?これ誰だっけ?」となり、いまいちわからなかった。
これらが、後半を最大限に楽しめなかった理由だと思う。
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