「永遠の0」の感想
百田 尚樹(著)「永遠の0」を読みました。
零戦の操縦士だった宮部の生涯を、孫である弟と姉が明らかにしていくお話。
まあまあおもしろかったです。
本書を読むきっかけは、ホリエモンのYouTubeチャンネルでの対話動画。
その動画を見るまで、百田氏が「探偵!ナイトスクープ」の関係者とは知らなかった。
ほんとは「海賊とよばれた男」が気になっていたが、しかしデビュー作である本書を読んだ。
デビュー作でこれだけの作品を書けるのがすごいなーと思いました。
登場人物がインタビューを繰り返す形式にしているのが、功を奏している。
そうすることで、作者が調べたことと作者の思想をうまく組み込めているのだと思う。
ささいな改善点として、
見慣れない外国の地名が複数登場するので、本書の冒頭に地図があればいいなと思った。
戦記物なので、地図があればより分かりやすいだろう。
もちろん、それくらい自分で調べればいいじゃん、という意見はあると思う。
しかし、「地図が本書にあれば見るが、無ければ調べない」という人も多いと思う。
巻末に余計な目録が書いてあるので、ページ数的に問題ないはず。
それにしても、ページ数が多い。
文庫で600ページ弱もある。
思い切って半分の300~400ページくらいにすればいいのではと。
とくに後半は似たようなインタビューが続くので、そう感じました。
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