「コーダ あいのうた」の感想
映画「コーダ あいのうた(字幕版)」を見ました。
聴覚障害の両親と兄を持つ10代後半の少女ルビーが、苦悩を抱えながらも、歌唱の才能を見出されるお話。
フランス映画『エール!』の英語リメイクらしい。
とてもよかったです。
すばらしい映画でした。
上映時間は111分と長いが、ムダな場面はとくに感じませんでした。
視聴理由について。
なぜこの作品を見ようと思ったかというと、たしか「王様のブランチ」で知ったからです。
ちょっとまって。調べてみるとその放送って2022年1月22日の放送だったらしい、めっちゃ時間たってるー。
聴覚障害がテーマといえば、最近「聲の形」も見ましたが、まったく関係なく視聴しました。
舞台となった場所について。
どこを舞台とした話なのか事前に知らなくても、
父親が被っている帽子が「ボストン・レッドソックス」のキャップであるということから、舞台はアメリカの北東部らしいと視聴者が気づけるつくりになっている。わかりやすくていい。
オリジナルのフランス版では、舞台はフランスの田舎の酪農場らしい。
本作では、監督のヘダーが幼いときに馴染みがあった「マサチューセッツ州グロスター」が選ばれたらしい。
私は、オリジナル版のときから『みんなが手話で話した島』などで知られている「マサチューセッツ州マーサズ・ヴィンヤード島」かその近辺が舞台になっていると、てっきり思っていました。
まさか直接関係ないなんて。
英語リメイクで同じマサチューセッツ州が選ばれるのもすごい。
思い返してみると、たしかに他の住人は聞こえている人ばかりでしたね。
聴覚障害や漁師という要素から、勝手にミスリードしていました。
ただ一点気になったことを挙げると、
「合唱クラブの先生がルビーの才能を見出す」という分かりやすいシーンやカットが足りないなと感じました。
個人的には、いつの間にか先生が彼女の才能に気づいていたと感じました。
はじめて彼女が実力を発揮できたときの先生の表情の映像が欲しかったな。
スポンサーリンク