「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の感想
アニメ「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」を見ました。
Netflixにて。
まあまあでした。
評価が高くないことを事前に知っていたので、期待値は高くなかった。
そのことが、むしろよかったのだと思う。
お金を払って映画館で見ると、評価が違っていたかもしれない。
岩井俊二監督のことは、まったく知らない。
彼の他作品を知っていると、また評価は違うのだろうと思う。
舞台は千葉なのか。
実写版からのアニメ化という点や、
2016年に「君の名は。」が大ヒットした翌年の夏に公開されたアニメ映画という点など、
さまざまなプレッシャーにさらされていた作品だったのだろうと想像する。
作品の味わいについて。
全体的に薄味に感じた。
「小中学生を主人公にしたパラレルワールドものの夏のアニメ映画」を企画してといわれたら、だいたいこういう作品になりそう。
作品の系統としては、「君の名は。」よりも「時をかける少女」のほうが近いと思う。
さらに、素朴で薄味だという点では「時をかける少女」の原作小説を読んだ時の感覚に近い。
「時をかける少女」のアニメ版並みに、ヒットできていたらよかったね。
もしも本作を短編小説として読んだら、より好印象に感じられたかもしれない。
まったく本作と関係はないが、
「夏、中学生、プール、SF」などの要素だけを切り出すと、「イリヤの空、UFOの夏」を連想してしまう。
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