「風の歌を聴け」の感想
村上春樹 (著)「風の歌を聴け」を読みました。
長くはなく、一日で読み終わりました。
そんなにはおもしろくなかったです。
1979年では、こういう文体や世界観やあっさりめの性表現が、クールでトレンディでハイセンスだったのかもしれないな、と感じました。
個人的には、「罐ビール」や「罐コーラ」などの缶飲料が頻繁に登場したのが気になりました。
そして、「缶」を「罐」と表記していることに時代を感じました。
昔はそういうふうに書いていたのかーと。
読んでいて頻繁に罐が登場するので、アンディ・ウォーホルの「キャンベルスープの缶」のことをちょっと思い出しました。時代も近いと思うので。
作品自体の文体や雰囲気も、アメリカや海外の文学に影響を受けてそうなので、上記の絵画を想起したのかもしれません。
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