「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の感想
J.D.サリンジャー (著)、村上 春樹 (翻訳)「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読みました。
「ライ麦畑でつかまえて」というタイトルを聞いたことがありましたが、
まだ読んだことが無かったため、読んでみようと思いました。
おもしろくはなかったです。
高校を退学になった高校生のホールデンがニューヨークの街をうろつき毒づく作品。
一見主人公の性格がかなりクズっぽくみえるため、すごく共感がしづらく、読むのがしんどかったです。
ただし、「自分自身の内面にそういう部分が一部あるかも」とか「作者の自伝的小説なんじゃないか?」などと受け入れようとすると、なんとか読み終えられました。
周りの大人や組織などの何かしらに不満や不安を抱える10代~20代のアメリカの若者にはささった作品という印象。
そういった若者層の支持の結果、名作の地位になったのかもしれない。
本書の最後に、訳者の解説が加えられる予定だったと書いてある。
その解説を読んでみたいなーと思いました。
そうすれば、もう少し理解を深めることができたかもしれませんね。
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