「ユートロニカのこちら側」の感想
小川 哲 (著)「ユートロニカのこちら側」を読みました。
第三回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作品。
まあ面白かったです。
読んでから、「2010年代SF傑作選2」に収録されていた作品だということに気が付きました。
あらゆる視覚・聴覚などの個人情報を情報銀行へ預ける代わりに、
生活を保証されるようになったアメリカの特区にまつわる群像劇。
コンテストの選評でも書かれていた通り、
SF的なアイディアとしては突出してはいないが、
しかし叙述に関する技量が安定して高いという印象でした。
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