「新世界より」の感想
貴志 祐介 (著)「新世界より」を読みました。
まあまあ面白かったです。かなりのページ数があったけど。
現代に生きる人に対するメッセージ性の強い作品という印象。
それにしても、地中にいるシーンが良く登場したなぁ。
一見、ジュブナイル冒険ファンタジー小説。
ただし、仏教用語や昆虫や動物などに関する解説はかなりしっかりしている印象。
これは著者の趣味なのだろうか。
他の著作も読んでみると、わかるのかもしれない。
気になった点について。
ところどころで、難解な言葉が登場する点については気になりました。
とくに、母から子に対しての手紙の文面には「自分の子供に対して、そんな難しい言葉や漢字をつかうかなぁ?」と思いました。
地の文に登場する難解な言葉が、そのまま手紙に綴られているような感覚がしました。
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