「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」の感想
ほぼ日刊イトイ新聞 (編集)「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」を読みました。
以前から読みたいと思っていて、ようやく読むことができました。
内容としては、
- 岩田聡さんの経歴(HAL研究所、任天堂)
- 岩田さんの経営や開発に関する考え
- 岩田さんの個性
- 宮本茂さんと糸井重里さんのインタビュー
などが、一冊にまとめられています。
岩田さんの人柄の良さや頭の良さが伝わってきました。
自分の考え方をきちんと言語化できていて、きっと優秀なプログラマーなんだろうなと感じました。
以前から伝え聞いていた『MOTHER2』の有名なエピソードとセリフも収録されていて、良かったです。
「いまあるものを活かしながら手直ししていく方法だと2年かかります。
いちからつくり直していいのであれば、半年でやります。」
(『MOTHER2を立て直す2つの方法。』p114より)
「プログラマーはノーと言ってはいけない」発言については、知りませんでした。
本書を読んだ収穫です。
面談の最初の質問について、言及されている点が印象的でした。
HAL研究所の社長時代は、
「あなたはいまハッピーですか?」(p29より)
任天堂で社内ではじめての人と話すときは、
「どうして任天堂に入ろうと思ったの?」(p55より)
誰とでもコミュニケーションができるように、
あらかじめ質問の型を用意している配慮はすばらしいですね。
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