「リィンCARNATION」と「SOLAR POWER」の思い出
しんがぎん(著)「リィンCARNATION」と「SOLAR POWER」を、久しぶりに読みました。
どちらも単行本未収録の作品です。
週刊少年ジャンプ特別編集増刊(赤マルジャンプ)に掲載された読み切り作品です。
その雑誌切り抜きをいまだに持っており、
時間をおいてときどき読み返しすというわけです。
――雑誌の紙質の問題のため劣化が避けられません…電子書籍化してほしいです。
私は、しんがぎん先生の連載作品を読んだことがありません。
しかし、当時の赤マルジャンプを見て「これは、すごい」と思い、丁寧に切り抜いたことを覚えています。
「むしろ、なぜこのレベルの作家さんがジャンプ本誌の方で連載していないんだ…」と思いつつ。
他に雑誌切り抜きなんてしたことはありません。
それくらい赤マルジャンプの他の掲載作品とは、まるっきり完成度が違っていたのです。
とにかく女の子をかわいく描けているんです。
「リィンCARNATION」と「SOLAR POWER」ともに、ジャンルはラブコメです。
先生の力を存分に発揮できる読み切りだったと思います。
創作活動をラブコメやセクシー路線に特化していれば、どうなっていたかと夢想します。
きっと大作ができたんじゃないか、とか。
こんなにも「女の子をかわいく描ける」のにそれを創作に最大限生かさないのは、
「ハンターハンターの念で例えれば『強化系』の能力者なのに、『操作系』・『具現化系』の能力を伸ばす」ようなものだと、当時はずっと思っていました。
それくらい女の子をかわいく描けているんです。
それでいて老若男女をしっかり描けてる。すごい!
よくあるパターンの「女性は描きなれてるけど、男性はイマイチ」なんてことはありません。
結局、私はしんがぎん先生の作品をもっと読みたかったんです。
それが言いたかったのです。
しんがぎん先生のご冥福をお祈りします。
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