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記事一覧 2025
  • 「酔拳」の感想

    2025/09/06 in Blog

    映画「酔拳」を観ました。 公開:1978年(香港) 上映時間:111分 なかなかおもしろかったです。 名門武術道場の息子でありながら自堕落なフェイフォンが、父の怒りにふれて、酔拳の達人蘇化子に一年間弟子入りさせられる。 殺し屋の鉄心にコテンパンにされたことをきっかけに、酔拳の修行に打ち込む。 父を暗殺の標的にされるものの駆けつけて、アドリブの「何仙姑(女性らしい動きをするだけ)」を駆使しつつリベンジを果たす。 コメディーカンフー映画。 武闘というより舞踏。 映画中ずっと対戦相手とダンスをしている …

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  • 「セブン」の感想

    2025/09/05 in Blog

    「セブン」を観ました。 公開:1995年(アメリカ) 上映時間:127分 監督:デヴィッド・フィンチャー 脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー うーん、まあまあでした。 後味はよくない。 退職間近の刑事サマセットと新人刑事のミルズが、七つの大罪になぞらえた連続殺人事件を追う。 「嫉妬」の罪人は、てっきり冒頭の殺人事件の被害者だと思ってしまっていた。 物語が加速するのに、中盤までかかった。 「羊たちの沈黙」も結構似た雰囲気だと思う。 個人的には本作よりもそちらのほうが出来がいいと思うし好き。 …

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  • 「サタデー・ナイト・フィーバー」の感想

    2025/09/04 in Blog

    「サタデー・ナイト・フィーバー」を観ました。 公開:1977年(アメリカ) 上映時間:118分 主演:ジョン・トラボルタ けっこうおもしろかったです。 「ブルックリンのダンス好きな青年が、ふと出会った年上の女性と、地元のダンスコンテストで優勝して500ドルゲットするゴキゲンな映画」だと思っていたら、違いました。 まず、裕福なマンハッタンと労働者階級が住むブルックリンとの格差社会がある。 そんな社会の狭間で苦悩し葛藤し揺れる青年を、それぞれの街を結ぶブルックリン橋をモチーフとして使い、そこを渡れる …

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  • 「パルプ・フィクション」の感想

    2025/09/03 in Blog

    「パルプ・フィクション」を観ました。 公開:1994年(アメリカ) 上映時間:154分 監督:クエンティン・タランティーノ 受賞:第67回 アカデミー脚本賞 あんまりおもしろくは感じなかったです。 好きな人は好きなんだろうなと思います。 90年代のカリフォルニア。ギャングの部下やボスの妻・落ち目のボクサーなど、それぞれの視点のオムニバス映画。 視点や時系列がシャッフルされている特徴がある。 よくおすすめ映画に名が挙がる作品。 ところどころ、画がキマっているが、物語の展開もキマっている。 まさか、 …

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  • 「ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期」の感想

    2025/09/02 in Blog

    「ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期」を観ました。 公開:劇場上映版1990年、再編集版2020年(アメリカ) 上映時間:158分 (再編集版) 監督:フランシス・フォード・コッポラ 序盤はうーんという感じでしたが、終盤はまあまあおもしろかったです。 劇場上映版の評価は当時悪かったらしい。 1979年。合法なビジネスへの転換を図るマフィアのドンのマイケル・コルレオーネが長兄ソニーの私生児ヴィンセントにビジネスを引き継いだり、長男アンソニーがオペラ歌手としてデビューしたり、長 …

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  • 「ゴッドファーザー PART II」の感想

    2025/09/02 in Blog

    「ゴッドファーザー PART II」を観ました。 公開:1974年(アメリカ) 上映時間:200分 監督:フランシス・フォード・コッポラ まあまあおもしろかったです。 1958年ごろ。マイケルが組織の仕事をこなすにつれてファミリーを喪失する。 1901年から1925年ごろ。父ヴィトーが組織とファミリーを拡大させる。 それら二つの物語を交錯させつつ対比させる。 三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第二弾。 前作のヴィトー役のマーロン・ブランドがいないので、すごく寂しい。 今作の若きヴィトー役はロ …

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  • 「ゴッドファーザー」の感想

    2025/08/31 in Blog

    「ゴッドファーザー」を観ました。 公開:1972年(アメリカ) 上映時間:177分 監督:フランシス・フォード・コッポラ 原作:マリオ・プーゾの同名小説 おもしろかったです。 ちょっと神話のような雰囲気もある映画。 1945年。ニューヨークの五大ファミリーの一角であるコルレオーネ・ファミリーのヴィトー・コルレオーネが、麻薬密売人のソロッツォとの決裂をきっかけに抗争に巻き込まれていく。 大学から軍隊に入っていて今まで組織の仕事していなかった末弟のマイケルが、ドンとして組織を率いていく話。 三部作の …

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  • 「友だちのうちはどこ?」の感想

    2025/08/29 in Blog

    「友だちのうちはどこ?」を観ました。 公開:1987年(イラン) 上映時間:85分 監督:アッバス・キアロスタミ おもしろくはなかったです。 いや、あるいみツッコミどころが多く、その点は楽しめました。 あと、イランの生活様式は興味深かったです。 イランのコケールの村に暮らす少年アハマッドが、次に宿題を忘れたら退学を宣告された友だちネマツァデくんのノートを間違えて持ち帰ってしまい、そのノートを返すために隣町へと奔走する。 本当にそれだけの話。 劇的なことが何も起きない点が、欠点でもあり素朴な良さで …

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  • 「善き人のためのソナタ」の感想

    2025/08/28 in Blog

    「善き人のためのソナタ」を観ました。 公開:2006年(ドイツ) 上映時間:137分 おもしろかったです。 1984年の東ドイツ。国家保安省(シュタージ)のヴィースラー大尉が、劇作家ドライマンと同棲相手の女優の盗聴や監視をするにつれて、彼らに共鳴していく話。 終盤、女優の最期の交通事故のシーンは、映像表現的にもう少しだけ工夫できそうな気がした。 「地面師」の交通事故のシーンのほうが、同じような画角でありながら、映像表現的に優れているように感じた。 最終盤はきれいにまとめていた。 てっきり、ヴィー …

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  • 「アポカリプスホテル」の感想

    2025/08/27 in Blog

    「アポカリプスホテル」を観ました。 公開:2025年 話数:全12話 制作:CygamesPictures すごくおもしろかったです。 謎のウィルスの影響により人類が脱出した後の地球で、ホテル銀河楼に残されたアンドロイドやロボットたちが地球外生命体たちと交流する話。 竹本泉先生が関わっている作品を久しぶりに観ました。 どんな作品で先生のことを知っていたのかが思い出せない。 何かの漫画作品で竹本泉を知ったのは覚えているが、それがなにかはわからない。 Amazonの購入履歴を調べてみると2006年頃 …

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