記事一覧 2024
  • 「SANABI」の感想

    2024/09/10 in Blog

    「SANABI」をやりました。 プレイ時間:8.9時間 なかなかおもしろかったです。 チェーンアクションについては、楽しめました。 サイバーパンクな雰囲気も良かったと思う。 ドットのキャラやその動きも非常に魅力的だった。 ただし、気になったところもいくつかあった。 ①画面の明滅や振動が激しいシーンがある 読む文字も揺れるので、結構きつい。 当然コントローラーも振動ありがデフォルト。 設定で揺れ量を減らすか、OFFにしてもいいかもしれない。 ②ストーリーの展開の仕方もやや独特 ストーリーで原子炉の …

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  • 「水族館の殺人」の感想

    2024/09/03 in Blog

    「水族館の殺人」を読みました。 作者:青崎有吾 発行:2013年 まあまあおもしろかったです。 前作「体育館の殺人」に続く、裏染天馬シリーズ二作目。 殺人のトリックの解明には全然ついていけなかった。 「やけに現場の足跡やモップに注目してるなー」とか、 解説を読んでも「へーそうなんだー」みたいに、適当に読み進めた。 殺人犯の動機については、なんでそんなことで殺人に至るのかなと感じた。 動機として弱いといってもいいかもしれず、あまり納得感はない。 スポンサーリンク

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  • 「元彼の遺言状」の感想

    2024/08/15 in Blog

    「元彼の遺言状」を読みました。 作者:新川帆立 発行:2021年 まあまあおもしろかったです。 良く言えば、がめつくて性格がキツい主人公として剣持麗子のキャラが立っていた。 悪く言えば、主人公視点での男性に対するレッテル付けが少々キツかった。 もちろん主人公は女性に対してもキツく当たるところはあったけれど、 それは個人に対してのキツさにすぎなかったと思う。 一方男性に対しては、対象が個人だけではなく、他の男性を含めた全体口撃にまで発展していた。 例を挙げると、 「男とは過去のアレコレを女に聞かせ …

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  • 「冬期限定ボンボンショコラ事件」の感想

    2024/08/04 in Blog

    「冬期限定ボンボンショコラ事件」を読みました。 作者:米澤穂信 発行:2024年 冬期限定ボンボンショコラ事件|Amazon おもしろかったです。 「巴里マカロンの謎」の読後に思ったとおり、シリーズ完結編である本作では二人が「小市民」を志すきっかけとなった中学生時代の経緯を振り返って終わりを迎えた。 その点で期待した通りの作品だった。 シリーズ本編の前作の発売からすごく時間が空いていることに、かなり驚いた。 前作の「秋期限定栗きんとん事件」(2009年)から15年。 番外編の「巴里マカロンの …

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  • 「体育館の殺人」の感想

    2024/07/19 in Blog

    「体育館の殺人」を読みました。 作者:青崎有吾 発行:2012年 受賞:第二十二回鮎川哲也賞 体育館の殺人|Amazon おもしろかったです。 高校の体育館で起きた殺人事件を、袴田柚乃と天才の裏染天馬が解決する話。 最新作の「地雷グリコ」がおもしろかったので、デビュー作を読んでみました。 天才を凡人視点から描く物語という意味では、本作と「地雷グリコ」には共通点がある。 裏染天馬のセリフで、アニメや漫画やゲームに関する用語が多数登場していた。 私はわかる方だが、かなり多くの人には伝わらないだろう。 …

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  • 「世界でいちばん透きとおった物語」の感想

    2024/07/03 in Blog

    「世界でいちばん透きとおった物語」を読みました。 作者:杉井光 発行:2023年 世界でいちばん透きとおった物語|Amazon おもしろかったです。 まったく予備知識なしで読みたい作品。 物語の真相がわかった瞬間、 本書への途方もない労力の積み重ねに、しみじみと驚嘆する。 その媒体ならではの仕掛けが物語を通して存在するという観点では「Ever17」(2002年)とも近い性質があるだろう。 序盤で、手術後に世界の見え方が他人と異なってしまった主人公だと知らされた時には、もしかして「沙耶の唄」的な物 …

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  • 「巴里マカロンの謎」の感想

    2024/06/30 in Blog

    「巴里マカロンの謎」を読みました。 作者:米澤穂信 発行:2020年 巴里マカロンの謎|Amazon おもしろかったです。 「春期」と「夏期」の間、小鳩くんと小佐内さんが高校一年生の時の話。 小鳩くんの知恵働き・小佐内さんの復讐・おいしいスイーツと謎が揃った、まさに<小市民>シリーズといった短編集。 復讐については、直接的なものはなかったけれど、随所で暗示されていた。 新キャラの古城こぎ秋桜こすもすの物語も、最後は綺麗にまとまってよかったと思う。 もしかしたら強烈な縁切りエンドを迎えるのではと、 …

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  • 「秋期限定栗きんとん事件」の感想

    2024/06/26 in Blog

    「秋期限定栗きんとん事件」を読みました。 作者:米澤穂信 発行:2009年 秋期限定栗きんとん事件〈上〉|Amazon 秋期限定栗きんとん事件〈下〉|Amazon 序盤中盤は、うーんまあまあ。 終盤、小鳩くんと小佐内さんとが対峙するところから栗きんとんと食べる幕引きまでは、すごくおもしろかった。 序盤中盤の評価が低いのは、瓜野の視点で物語が長々と進行するから。 終盤のカタルシスのために、こういう構造になるのも物語としては仕方がない。 しかし、見栄っ張りで粗暴でいけ好かない瓜野のことなんて、読者と …

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  • 「夏期限定トロピカルパフェ事件」の感想

    2024/06/20 in Blog

    「夏期限定トロピカルパフェ事件」を読みました。 作者:米澤穂信 発行:2006年 夏期限定トロピカルパフェ事件|Amazon まあまあおもしろかったです。 前作「春期限定いちごタルト事件」から1年後、高校二年生の夏の常悟朗と小佐内さんの話。 前作に比べて、作中で扱う犯罪の凶悪度が上がっている点がやや気になる。 小佐内さんの罪状ランクアップ作戦によって誘拐・略取が発生し、さらには直接的な暴力沙汰になっている。 個人的には、前作ような「おいしいココアの作り方」や今作の「シャルロットだけはぼくのもの」 …

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  • 「春期限定いちごタルト事件」の感想

    2024/06/18 in Blog

    「春期限定いちごタルト事件」を読みました。 作者:米澤穂信 発行:2004年 春期限定いちごタルト事件|Amazon おもしろかったです。 恋愛関係にも依存関係にもないが互助関係にある高校一年生の小鳩君と小佐内さんによる青春学園ミステリー。 収録作品 プロローグ 羊の着ぐるみ For your eyes only おいしいココアの作り方 はらふくるるわざ 狐狼の心 エピローグ 2024年7月にアニメ化されるということで、読もうと思った。 ライトノベルらしい軽快な文体に見える一方で、 漢字や慣用句 …

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