記事一覧 2023

  • 「現代の小説2021 短篇ベストコレクション」の感想

    2023/02/13 in Blog

    「現代の小説2021 短篇ベストコレクション」を読みました。 おもしろかったです。 一番の目的は、白萩家食卓眺望(伴名 練)。 普段読まないような種類の作品を読めたのは良かった。 ただし、巻末の解説に各著者の略歴を記載してほしかった。 なぜなら、SFの短編集などではそういう略歴が書いてあり、次の本を読むきっかけになるからだ。 登場人物の行動の動機が「金銭絡み」とか「両親の不仲」や「人の死」である作品は、すごく陳腐に感じた。 もしかしたら、そういう事柄に対して関心がないのかもしれない。 一方で、そ …

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  • 「東京ゴッドファーザーズ」の感想

    2023/02/12 in Blog

    アニメ映画「東京ゴッドファーザーズ」をみました。 今敏監督の長編第三作目。2003年公開。 とてもおもしろかったです。 クリスマスの時期にテレビなどで再放送されていい、すばらしい作品だと思う。 自称元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグクイーンのハナちゃん、家出女子高生のミユキのホームレス三人がクリスマスの夜にゴミ捨て場で赤ちゃんを拾い、親探しに奔走するコメディ作品。 スポンサーリンク

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  • 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の感想

    2023/02/11 in Blog

    映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (字幕版)」をみました。 フランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説『世界をだました男』を元にした映画。 監督はスティーヴン・スピルバーグ。 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (字幕版)|Amazon まあまあおもしろかったです。 ところどころのシーンに覚えがあるので、もしかしたら二度目の視聴かもしれない。 未成年でこれだけ大胆な犯罪をする、その度胸がすごいと感じた。 スポンサーリンク

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  • 「フォレスト・ガンプ/一期一会」の感想

    2023/02/10 in Blog

    映画「フォレスト・ガンプ/一期一会(字幕版)」をみました。 他の人より知能の劣るが純真なフォレスト・ガンプが、他人からバカにされつつも、やがてさまざまな成功を成し遂げる話。 フォレスト・ガンプ/一期一会(字幕版)|Amazon おもしろかったです。 2回目の視聴。 後半の内容をだいぶ忘れていた。 だいたいの流れ:アメフト→軍→エビ漁→アメリカ横断 「SAVE THE CATの法則」の示す脚本パターンで言えば『バカの勝利』。 ダン中尉のストーリーは、サブプロット(Bストーリー)なんだなとみていて感 …

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  • 「ベストセラー小説の書き方」の感想

    2023/02/09 in Blog

    ディーン・R. クーンツ(著)「ベストセラー小説の書き方」を読みました。 おもしろかったです。 良い例と悪い例の比較がある部分は、わかりやすかった。 登場人物の描き方の方針やストーリーやアクションについての記述は、「SAVE THE CATの法則」と似たものを感じた。 ある程度システマチックにストーリーを組み立てようとすると、映画も小説も気をつけるべきことは共通するのかもしれない。 アメリカの出版事情に関する記述は、いまとなっては参考にならない。 これはしかたのないこと。 出版された時期 …

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  • 「Re:ゼロから始める異世界生活」シーズン2の感想

    2023/02/09 in Blog

    アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」シーズン2を見ました。 Re:ゼロから始める異世界生活 シーズン2|Amazon とてもながく感じた。 しかも、これだけの尺をつかってもレムの復活ができないのは予想外だった。 作画は比較的よかった。 スポンサーリンク

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  • 「第三の嘘」の感想

    2023/02/07 in Blog

    アゴタ クリストフ(著)「第三の嘘」を読みました。 おもしろかったです。 とても複雑な作品だった。 時間軸も主観も混じり合って、いったい何を信じていいかがわからなくなる。 著者自身の気持ちも、本書を書きながら揺れ動いていたのではないだろうか。 著者の人生経験(兄と妹の愛や女工など)が作品に組み込まれているのを感じた。 スポンサーリンク

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  • 「パシフィック・リム: アップライジング」の感想

    2023/02/06 in Blog

    「パシフィック・リム: アップライジング(字幕版)」を見ました。 パシフィック・リム/アップライジング(字幕版)|Amazon うーん、一作目の方がおもしろかったです。 やはり「一作目のタイトルが表示されるまでの序盤の十数分」の映像がよくできているんだなと再確認できました。 一作目で感じた、日本の怪獣映画の遺伝子を本作には感じなかった。 ギレルモ・デル・トロ氏が脚本や監督をしていないというのが、影響として大きいんだと思う。 やっぱり兵器vs兵器ではなく、カイジューと巨大人型兵器の戦いが見たいのよ …

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  • 「パシフィック・リム」の感想

    2023/02/05 in Blog

    ギレルモ・デル・トロ監督作品「パシフィック・リム」を見ました。 海底のゲートを通じて異世界から現れる巨大生物カイジューに対して、人類が巨大人型兵器イェーガーで戦う話。 パシフィック・リム|Amazon とてもおもしろかったです。 二時間を長いと感じなかった。 続編の「パシフィック・リム:アップライジング」を観るため、二度目の視聴。 日本の怪獣映画の遺伝子を受け継いだハリウッド映画。 続編のAmazonのプライム配信が、2023年2月10日まで。 なので、それまでに視聴しないといけない。 スポン …

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  • 「世界は「関係」でできている: 美しくも過激な量子論」の感想

    2023/02/05 in Blog

    カルロ・ロヴェッリ(著)「世界は「関係」でできている: 美しくも過激な量子論」を読みました。 読むきっかけは「三体0 球状閃電」を読んだことで量子力学に興味を持ったから。 とてもむずかしかったです。 巻末にある竹内薫氏の解説を、先に見てもいいかもしれない。 話は量子論の誕生の歴史からはじまり、ロシア革命や古典仏教へとリンクしてく。 「現代物理学は哲学である」という著者のメッセージは伝わった。 ちなみに、本書を読む前にYouTubeで以下の動画を視聴しました。 とてもわかりやすかったです。 ただ …

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