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記事一覧 2022

  • 「風の歌を聴け」の感想

    2022/04/23 in Blog

    村上春樹 (著)「風の歌を聴け」を読みました。 長くはなく、一日で読み終わりました。 そんなにはおもしろくなかったです。 1979年では、こういう文体や世界観やあっさりめの性表現が、クールでトレンディでハイセンスだったのかもしれないな、と感じました。 個人的には、「罐ビール」や「罐コーラ」などの缶飲料が頻繁に登場したのが気になりました。 そして、「缶」を「罐」と表記していることに時代を感じました。 昔はそういうふうに書いていたのかーと。 読んでいて頻繁に罐が登場するので、アンディ・ウォーホルの「 …

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  • 「十三機兵防衛圏」の感想

    2022/04/22 in Blog

    Switch版が発売されたので、クリアしました。 とてもおもしろかったです。 移植作なので、処理落ちなどが心配でしたが、問題ありませんでした。 ゲームの系統としては、「シュタインズ・ゲート」や「ガンパレード・マーチ」が近いかも知れません。 スポンサーリンク

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  • 「会計の世界史」の感想

    2022/04/14 in Blog

    田中 靖浩 (著)「会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語」を読みました。 なかなかおもしろかったです。 世界史をなぞりながら、会計の歴史を学ぶことができました。 本書を読むことで、バランスシートをどう見ればいいのか、ざっくりと分かって良かったです。 会計や簿記に対しての、苦手意識を無くせそう。 マンガ版もあるので、手っ取り早く読み終えるなら、そちらも選択肢かも知れない。 スポンサーリンク

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  • 「四畳半神話大系」の感想

    2022/04/09 in Blog

    森見 登美彦 (著)「四畳半神話大系」を読みました。 まあおもしろかったです。 森見作品を読むのは、「夜は短し歩けよ乙女」に続いて2作目。 あいかわらずの森見作品っぽさ。 舞台が京都で、主人公がうだつの上がらない大学生、ヒロインが黒髪の乙女な点など。 作品が変わっても、けっこう似ている点があるんですね。知りませんでした。 他の作品も、全部こういう感じなのでしょうか。 ただ、今作は「並行世界」もの。ちょっとSFっぽいですね。 各章では、主人公の大学での選択によって分岐した世界線をそれぞれ描いていま …

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  • 「ある日、爆弾が落ちてきて」の感想

    2022/04/06 in Blog

    古橋 秀之 (著)「ある日、爆弾が落ちてきて」(電撃文庫版)を読みました。 なかなかおもしろかったです。 「なめらかな世界と、その敵」の『ひかりより速く、ゆるやかに』を読んだ際に、本書のタイトルが気になったので読みました。 本書は短編集です。読む前は長編作品だと勘違いしていました。 収録作品はいずれも、ボーイ・ミーツ・ガールもの。 「普通の時間をいきる男の子」と「さまざまな時間の流れをいきる女の子」との話で、統一されている。 また、電撃文庫版とは別に、新装版があるらしい。 もし、これから読むなら …

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  • 「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の感想

    2022/04/02 in Blog

    J.D.サリンジャー (著)、村上 春樹 (翻訳)「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読みました。 「ライ麦畑でつかまえて」というタイトルを聞いたことがありましたが、 まだ読んだことが無かったため、読んでみようと思いました。 おもしろくはなかったです。 高校を退学になった高校生のホールデンがニューヨークの街をうろつき毒づく作品。 一見主人公の性格がかなりクズっぽくみえるため、すごく共感がしづらく、読むのがしんどかったです。 ただし、「自分自身の内面にそういう部分が一部あるかも」とか「作者の自伝的小 …

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  • 「窓ぎわのトットちゃん」の感想

    2022/03/27 in Blog

    黒柳 徹子 (著)「窓ぎわのトットちゃん」を読みました。 とてもおもしろかったです。 おすすめです。 黒柳さんの幼少期の、トモエ学園での出来事を綴った本書。 お話が、トットちゃん(黒柳さん)が小学校を退学になるところから始まるのが、つかみとしてすごいなと思いました。 「ほかの人とは違う」ことに対する肯定を、転校先のトモエ学園での出来事を通して、本書から感じました。 戦前にこのような教育をする学校があったのだと、知ることができてよかったです。 スポンサーリンク

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  • 「叙述トリック短編集」の感想

    2022/03/20 in Blog

    似鳥 鶏 (著)「叙述トリック短編集」を読みました。 普段、私はミステリー小説をあまり読みませんが、気になったので読んでみました。 おもったより、楽しめました。 ただし、人によっては合う合わないは分かれる作品かもしれません。 たとえば、 「こんな叙述トリック、流石にわかるわ…」というふうにマウントを取りたがり人には、きっと合わない。 「ふーん、叙述トリックモノね。とりあえず、読んでみるかー」くらいの人には、合いそう。 そんなかんじ。 心のガードやハードルは低めのまま、読み始めるほうが良さそうとい …

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  • 「FACTFULNESS」の感想

    2022/03/15 in Blog

    ハンス・ロスリング (著)「FACTFULNESS」を読みました。 本書は、2015年に著者が末期の膵臓ガンを宣告されたのを期に、 講演やラジオ出演などを一切キャンセルして、 家族と一緒に書き上げて死後に出版されたらしい。 つまり、利益を度外視し、著者が本当に世界に届けたい言葉が綴られている。 そう考えて良いだろう。 本書では「事実に基づく世界の見方」の重要性について書かれていました。 本書のはじめに、世界に関する13問の3択クイズを提示されます。 そのクイズの正答率は、世の中の優秀とされる人達 …

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  • 「ユートロニカのこちら側」の感想

    2022/03/07 in Blog

    小川 哲 (著)「ユートロニカのこちら側」を読みました。 第三回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作品。 まあ面白かったです。 読んでから、「2010年代SF傑作選2」に収録されていた作品だということに気が付きました。 あらゆる視覚・聴覚などの個人情報を情報銀行へ預ける代わりに、 生活を保証されるようになったアメリカの特区にまつわる群像劇。 コンテストの選評でも書かれていた通り、 SF的なアイディアとしては突出してはいないが、 しかし叙述に関する技量が安定して高いという印象でした。 スポンサー …

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