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記事一覧 2022

  • 「残月記」の感想

    2022/10/28 in Blog

    小田 雅久仁(著)「残月記」を読みました。 うーん、まあまあおもしろかったかなという感じ。 ただし、そこまでグッとこなかったので、オススメはしないです。 本書は、月を題材とした3つの短中編。 いずれの作品も、作者が得意とする現代風ファンタジー小説。 全体的にすごく描写の分量が多いです。 各ページごとに文字がぎっちりと入っています。 これを「豊富な描写」と感じるか、それとも「冗長だ」と感じるかどうかで、 本書の評価が大きく変わるのかなと思います。 収録作品 そして月がふりかえる 月景石 残月記 あ …

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  • 「お金の減らし方」の感想

    2022/10/24 in Blog

    森 博嗣(著)「お金の減らし方」を読みました。 まあまあでした。 「お金は自分の欲しい物に優先して使おう」というのが本書の主題。 そのためには自分が真に何を欲しいのかを理解しよう。 他人の目を気にして、お金を使うのはやめよう。 など。 書いてあることは、基本的に同意できました。 著者の他の本を読んでいたのでわかってはいたのですが、 本書の語り口から著者がかなりの天邪鬼であることが伝わってきました。(悪いとは言っていない) バイトのために小説を書いたらお金が手に入ったなどのお金にまつわる一部エピ …

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  • 「噓と正典」の感想

    2022/10/22 in Blog

    小川 哲(著)「噓と正典」を読みました。 SFとSFっぽくないものが混ざった短編集。 一部の作品は、まあまあおもしろかったです。 とくに「ひとすじの光」と「ムジカ・ムンダーナ」がよかったです。 上記の2つどちらも「父が遺した何かをきっかけに、息子が再起」する話、という印象。 思い返せば「ユートロニカのこちら側」の第二話の「バック・イン・ザ・デイズ」も、「父が遺した何か」系の話だったとおもう。 著者がそういう形式の話が好きなのかしら? それとも、実体験に基づく話なのだろうか。 話のパターンがあまり …

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  • 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の感想

    2022/10/17 in Blog

    アンディ・ウィアー (著)「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読みました。 とてもおもしろかったです。 映画「オデッセイ」は見たことがありますが、 著者の小説を読むのはこれがはじめてでした。 おなじSF作品の「三体」と比べて、 アメリカンジョークやサブカルチャーの名称などがよく登場するので、 よりカジュアルなSF作品という印象を受けました。 スポンサーリンク

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  • 「そして誰もいなくなった」の感想

    2022/10/04 in Blog

    アガサ・クリスティー (著)「そして誰もいなくなった」を読みました。 かなりおもしろかったです。 正直、最近読んだ「十角館の殺人」よりも、楽しめました。 アガサ・クリスティーの本を読むのははじめて。 読む前はもっとお硬い内容だと想像していましたが、 まったくそんなことはなく、ちゃんとエンタメなミステリでした。 よかったです。 「十角館の殺人」と比べて、 「そして誰もいなくなった」を読んで感じたこと。 キャラが立っていたのが良かった 「十角館の殺人」では孤島の登場人物がみんな学生だったのに対して、 …

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  • 「火守」の感想

    2022/09/25 in Blog

    劉慈欣(著)「火守」を読みました。 なかなかおもしろかったです。 現時点で、著者の唯一の童話とのこと。 天体や星に関する描写が独特でした。 「鯨」や「炭鉱」がモチーフとして出てきます。 『円 劉慈欣短篇集』の中の『鯨歌』と『地火』にも、 「鯨」や「炭鉱」が出てきますね。 「炭鉱」については、著者の父が炭鉱労働者だったはずなので、わかる。 では「鯨」はなぜ良く登場するのだろうか。 鯨が好きなのかな? 「円 劉慈欣短篇集」の感想 スポンサーリンク

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  • 「十角館の殺人」の感想

    2022/09/21 in Blog

    綾辻行人 (著)「十角館の殺人」を読みました。 まあまあおもしろかったです。 ただし期待していたよりは、アレっていう感じ。 若干のモヤモヤがあります。 それについては後で、書こうと思います。 本書を知ったきっかけは、奈須きのこ氏の昔のインタビューです。 「魔界転生」を知ったきっかけと同じですね。 「魔界転生」の感想 それ以来、いつか読もうと思っていました。 ちなみに、登場人物たちがこぞってタバコを吸う描写にちょっと時代を感じました。 注意 以下には、ネタバレがあります やっぱり、例の「終盤近く …

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  • 「三体」の感想

    2022/09/13 in Blog

    劉慈欣(著)「三体」を読みました。 すごかったです。 とてもオススメ。 どうしたらこんな物語を書けるのだろうか。 海外作品のせいか、 話の展開や結末が予想できず、新鮮な印象を受けました。 ただし、かなり長い小説なので、 まず著者の短編集を読んでみるのがオススメ。 「円 劉慈欣短篇集」の感想 別の著者によるアナザーストーリー「三体X 観想之宙」もあるらしい。 読んてみようかな。 スポンサーリンク

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  • 「アルジャーノンに花束を」の感想

    2022/08/17 in Blog

    ダニエル キイス (著)「アルジャーノンに花束を」を読みました。 32歳でありがなら幼児ほどの知能しかない男性が、 手術により超天才になって…というお話。 とても有名な作品であるため、なんとなく内容は知っていました。 なかなかおもしろかったです。 小説は、主人公視点の「経過報告」の形式で綴られます。 はじめの方は、主人公の知能の低さのため文章が破綻しており、とても読みづらいです。 読むのを挫折しそうになりました。 ただ、翻訳の人は頑張っているなぁと思いました。 わざと漢字を間違えた …

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  • 「円 劉慈欣短篇集」の感想

    2022/05/19 in Blog

    劉慈欣(著) 「円 劉慈欣短篇集」を読みました。 すごくおもしろかったです。 翻訳も小難しくなく読みやすい。 作品の内容も、暗いものや明るいものどちらもあり、幅が広い。 収録作品のどれもがアタリという印象。 どうりで「三体」という作品が、巷で話題になるわけですね。 まだ読んでないが、読もう、「三体」を。 本書は劉慈欣の入門にうってつけだと思います。 なぜならば、ひとつの作品につきひとつのSFアイディアであり、短編集なので一作が短いからです。 どうやら「三体」は大長編みたいなので、それに挑む前には …

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