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「お金の減らし方」の感想
2022/10/24 in Blog
森博嗣(著)「お金の減らし方」を読みました。 お金の減らし方|Amazon まあまあでした。 「お金は自分の欲しい物に優先して使おう」というのが本書の主題。 そのためには自分が真に何を欲しいのかを理解しよう。 他人の目を気にして、お金を使うのはやめよう。 など。 書いてあることは、基本的に同意できました。 著者の他の本を読んでいたのでわかってはいたのですが、 本書の語り口から著者がかなりの天邪鬼であることが伝わってきました。(悪いとは言っていない) バイトのために小説を書いたらお金が手に入ったな …
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「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の感想
2022/10/17 in Blog
アンディ・ウィアー (著)「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読みました。 プロジェクト・ヘイル・メアリー 上|Amazon プロジェクト・ヘイル・メアリー 下|Amazon とてもおもしろかったです。 映画「オデッセイ」は見たことがありますが、 著者の小説を読むのはこれがはじめてでした。 おなじSF作品の「三体」と比べて、 アメリカンジョークやサブカルチャーの名称などがよく登場するので、 よりカジュアルなSF作品という印象を受けました。 スポンサーリンク
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「そして誰もいなくなった」の感想
2022/10/04 in Blog
アガサ・クリスティー (著)「そして誰もいなくなった」を読みました。 そして誰もいなくなった (クリスティー文庫) |Amazon かなりおもしろかったです。 正直、最近読んだ「十角館の殺人」よりも、楽しめました。 アガサ・クリスティーの本を読むのははじめて。 読む前はもっとお硬い内容だと想像していましたが、 まったくそんなことはなく、ちゃんとエンタメなミステリでした。 よかったです。 「十角館の殺人」と比べて、 「そして誰もいなくなった」を読んで感じたこと。 キャラが立っていたのが良かった 「 …
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「十角館の殺人」の感想
2022/09/21 in Blog
綾辻行人 (著)「十角館の殺人」を読みました。 十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) |Amazon まあまあおもしろかったです。 ただし期待していたよりは、アレっていう感じ。 若干のモヤモヤがあります。 それについては後で、書こうと思います。 本書を知ったきっかけは、奈須きのこ氏の昔のインタビューです。 「魔界転生」を知ったきっかけと同じですね。 「魔界転生」の感想 それ以来、いつか読もうと思っていました。 ちなみに、登場人物たちがこぞってタバコを吸う描写にちょっと時代を …
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「アルジャーノンに花束を」の感想
2022/08/17 in Blog
ダニエル キイス (著)「アルジャーノンに花束を」を読みました。 アルジャーノンに花束を〔新版〕|Amazon 32歳でありがなら幼児ほどの知能しかない男性が、 手術により超天才になって…というお話。 とても有名な作品であるため、なんとなく内容は知っていました。 なかなかおもしろかったです。 小説は、主人公視点の「経過報告」の形式で綴られます。 はじめの方は、主人公の知能の低さのため文章が破綻しており、とても読みづらいです。 読むのを挫折しそうになりました。 ただ、翻訳の人は頑張っ …
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「円 劉慈欣短篇集」の感想
2022/05/19 in Blog
劉慈欣(著) 「円 劉慈欣短篇集」を読みました。 円 劉慈欣短篇集|Amazon すごくおもしろかったです。 翻訳も小難しくなく読みやすい。 作品の内容も、暗いものや明るいものどちらもあり、幅が広い。 収録作品のどれもがアタリという印象。 どうりで「三体」という作品が、巷で話題になるわけですね。 まだ読んでないが、読もう、「三体」を。 本書は劉慈欣の入門にうってつけだと思います。 なぜならば、ひとつの作品につきひとつのSFアイディアであり、短編集なので一作が短いからです。 どうやら「三体」は大長 …
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「風の歌を聴け」の感想
2022/04/23 in Blog
村上春樹 (著)「風の歌を聴け」を読みました。 長くはなく、一日で読み終わりました。 風の歌を聴け (講談社文庫)|Amazon そんなにはおもしろくなかったです。 1979年では、こういう文体や世界観やあっさりめの性表現が、クールでトレンディでハイセンスだったのかもしれないな、と感じました。 個人的には、「罐ビール」や「罐コーラ」などの缶飲料が頻繁に登場したのが気になりました。 そして、「缶」を「罐」と表記していることに時代を感じました。 昔はそういうふうに書いていたのかーと。 読んでいて頻繁 …