「シャーロック・ホームズ (2009年の映画)」の感想

「シャーロック・ホームズ (2009年の映画)」を観ました。
公開:2009年(イギリス)
上映時間:128分
監督:ガイ・リッチー

うーん、いまいちでした。

シャーロック・ホームズが、助手のワトスンやかつての敵アイリーンと共に、オカルト儀式連続殺人事件を調査する話。

アニメのホームズを観たことはあるけれど、
原作を読んでいないから、
よくわからないことが多かった。

良い点。

手間を掛けて、作られている感じはする。
「巻き戻し」演出を使ったネタばらしは印象的だった。

ロンドンの町並みの再現もよく出来ていたように見えた。

気になった点。

わかりにくい。
たとえば、途中で唐突にホームズに逮捕状が出てくるのが、意味がわからなかった。
敵側の手配なのだろうけれど、どういう理由かわからなかった。
序盤の謎のネタばらしも、最終盤でようやく開示されるので、もやもやする。

原作のことを知っている前提になっているかも。
映画の序盤で主人公たちに好感を持てるようなつくりにはなっていない。
ただの変人と婚約した元軍人の医者くらいしかわからない。 そのため、登場人物に対して魅力を感じないまま話が続いていき、置いていかれる。
急にホームズの拳闘シーンになるところも、原作の情報を知らないと、置いていかれる箇所だと思った。

その上、原作から大幅に改変しているので、原作ファンの一部も置き去りにしていそう。

実験台にされる犬が可哀想。
原作準拠なのかしら。

ミステリーというより、アクション映画。
謎を解いて悪に勝つというより、戦って勝っている。

英国ジョークがおもしろくない。

みてて、すごく眠い。