「22年目の告白 -私が殺人犯です-」の感想

「22年目の告白 -私が殺人犯です-」を観ました。
公開:2017年(日本)
上映時間:116分
原作:韓国映画『殺人の告白』(2012年)

おもしろかったです。

1995年の連続絞殺事件の犯人を名乗る人物が、時効が成立したのをきかっけに、告白本を出版する話。

2012年の韓国映画『殺人の告白』を原作としたリメイク作品。
その「殺人の告白」は、「殺人の追憶」という映画の題材となった実際の未解決事件「華城連続殺人事件」にインスピレーションを受けているらしい。

良い点。

完成度の高いシナリオ。
展開はある程度予想はできるが、それを超えてこようとする意図を感じる。

良く言えば、わかりやすく作られている。
悪く言えば、説明的すぎる。
映画というより、日本のテレビドラマ的な制作スタイルを観ていて感じる。

気になる点。

上映時間が長い。
もっと90分台くらいにしてほしい。
前半は長さを感じにくいが、後半から長い。
とくに終盤、冗長な描写が多い。
そして最後の最後のシーンも蛇足な気がする。そのシーンの結末を描写しないならシーンごと削っていいと思う。

犯人と銃を持った警察が取っ組み合いになったのに、犯人を取り逃がしてる点。
銃痕という要素のためには、必要なシーンだと理解はしている。
けれど、主人公の刑事がポンコツに見えてしまう。

テレビが制作に関わっていて、テレビ局のシーンが多い。
わるいわけではないけれど、コストダウン目的なのかなと思ってしまう。
原作の韓国映画を観てみないと、なんとも言えない。

整形で藤原竜也の顔にできる医師。
腕が良すぎる。

藤原竜也の声がちょっとガサガサ。