「マッドマックス」の感想

「マッドマックス」を観ました。
公開:1979年(オーストラリア)
上映時間:93分
主演:メル・ギブソン

おもしろかったです。

近未来。暴走族が跋扈するオーストラリア。
特殊警察MFP(Main Force Patrol)の敏腕警官マックスが、同僚のグースや妻子の復讐のために、トーカッター一味を一掃する話。

良い点。

あまり見なタイプの映画。
車やバイクがオーストラリアの道路で走ってるシーンが多い。

復讐を開始してからの勢いが良かった。
喋らずに黙々と一味を始末していく様子が緊迫感を醸し出していた。

油まみれで男臭い感じの映画。
車やバイクなどが好きなら、より楽しめるだろう。
個人的にはMFP体調のフィフィが良かった。
筋骨隆々のスキンヘッドのフィフィが、上半身ハダカ+クビにスカーフ+口に葉巻の姿で、オレンジ色のジョウロで観葉植物に水を与えているシーンがすごく良かった。

気になった点。

話のつながりが意味不明で分からないところが、ところどころあった。
「なぜこの状況で、それをする?」みたいなことが時々あった。
例えば、暴走族から逃れた先で安易に妻をひとりで海岸に行かせるかな、とか。
説明が不足しているのか、こちらの理解が不足しているのか。
細かいことを気にせずに見られる映画なので、助かっている。

マックスが復讐心にかられてマッドになるのが、すごく遅い。
「冒頭で事件がおきて、そこで復讐を志す」とするほうが、よりモダンな作りで、よい気がする。

低予算映画、チープ。
個人的には気にならなかったけれど、気になる人はいると思ったので一応挙げておく。