「ジャンゴ 繋がれざる者」の感想
「ジャンゴ 繋がれざる者」を観ました。
公開:2012年(アメリカ)
上映時間:165分
監督:クエンティン・タランティーノ
すごくおもしろかったです。
もうすこし短時間にまとめてもらえたらより良かったです。
目的の農園に到着するまでに90分以上かかる。
1858年。南北戦争直前の奴隷制度のあるアメリカ。
黒人奴隷のジャンゴが、ドイツ人の賞金稼ぎシュルツ(元歯医者)に助けられ、賞金稼ぎとして活躍しつつ、生き別れの妻を救出するためにキャンディ農園に行く話。
奴隷制・西部劇・タランティーノの要素をかけ合わせた、痛快復讐劇映画に仕上がっている。
クエンティン・タランティーノの映画のことを今までそんなに好きじゃなかったけれど、本作はおすすめできる。
俳優陣も良かった。
主演のジェイミー・フォックス、農園主のディカプリオ、奴隷頭のサミュエル・L・ジャクソン。
みんな良かった。
元歯医者のシュルツが所有する馬車の上に歯の飾りがある。
序盤、それがぐわんぐわん揺れるのだけで、ちょっとおもしろい。
一目見るだけで、歯医者だ!ってわかる仕組み考えつくのが、すごいなと思いました。
え、まさか当時のふつうの造形っていうことは無いですよね。
気になるところ。
内容が史実に忠実ではないどころか、きっとかけ離れているだろうなと思う。
そういう方向性から、指摘を受けたり、嫌悪されたりしそうだなと感じました。
カリカリに尖った鉛筆のような神経質さを抱えてる人でなければ、楽しめると思う。