Blog
-
「そして誰もいなくなった」の感想
2022/10/04 in Blog
アガサ・クリスティー (著)「そして誰もいなくなった」を読みました。 そして誰もいなくなった (クリスティー文庫) |Amazon かなりおもしろかったです。 正直、最近読んだ「十角館の殺人」よりも、楽しめました。 アガサ・クリスティーの本を読むのははじめて。 読む前はもっとお硬い内容だと想像していましたが、 まったくそんなことはなく、ちゃんとエンタメなミステリでした。 よかったです。 「十角館の殺人」と比べて、 「そして誰もいなくなった」を読んで感じたこと。 キャラが立っていたのが良かった 「 …
-
「十角館の殺人」の感想
2022/09/21 in Blog
綾辻行人 (著)「十角館の殺人」を読みました。 十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) |Amazon まあまあおもしろかったです。 ただし期待していたよりは、アレっていう感じ。 若干のモヤモヤがあります。 それについては後で、書こうと思います。 本書を知ったきっかけは、奈須きのこ氏の昔のインタビューです。 「魔界転生」を知ったきっかけと同じですね。 「魔界転生」の感想 それ以来、いつか読もうと思っていました。 ちなみに、登場人物たちがこぞってタバコを吸う描写にちょっと時代を …
-
「アルジャーノンに花束を」の感想
2022/08/17 in Blog
ダニエル キイス (著)「アルジャーノンに花束を」を読みました。 アルジャーノンに花束を〔新版〕|Amazon 32歳でありがなら幼児ほどの知能しかない男性が、 手術により超天才になって…というお話。 とても有名な作品であるため、なんとなく内容は知っていました。 なかなかおもしろかったです。 小説は、主人公視点の「経過報告」の形式で綴られます。 はじめの方は、主人公の知能の低さのため文章が破綻しており、とても読みづらいです。 読むのを挫折しそうになりました。 ただ、翻訳の人は頑張っ …
-
「円 劉慈欣短篇集」の感想
2022/05/19 in Blog
劉慈欣(著) 「円 劉慈欣短篇集」を読みました。 円 劉慈欣短篇集|Amazon すごくおもしろかったです。 翻訳も小難しくなく読みやすい。 作品の内容も、暗いものや明るいものどちらもあり、幅が広い。 収録作品のどれもがアタリという印象。 どうりで「三体」という作品が、巷で話題になるわけですね。 まだ読んでないが、読もう、「三体」を。 本書は劉慈欣の入門にうってつけだと思います。 なぜならば、ひとつの作品につきひとつのSFアイディアであり、短編集なので一作が短いからです。 どうやら「三体」は大長 …
-
「風の歌を聴け」の感想
2022/04/23 in Blog
村上春樹 (著)「風の歌を聴け」を読みました。 長くはなく、一日で読み終わりました。 風の歌を聴け (講談社文庫)|Amazon そんなにはおもしろくなかったです。 1979年では、こういう文体や世界観やあっさりめの性表現が、クールでトレンディでハイセンスだったのかもしれないな、と感じました。 個人的には、「罐ビール」や「罐コーラ」などの缶飲料が頻繁に登場したのが気になりました。 そして、「缶」を「罐」と表記していることに時代を感じました。 昔はそういうふうに書いていたのかーと。 読んでいて頻繁 …
-
「十三機兵防衛圏」の感想
2022/04/22 in Blog
Switch版が発売されたので、クリアしました。 とてもおもしろかったです。 移植作なので、処理落ちなどが心配でしたが、問題ありませんでした。 ゲームの系統としては、「シュタインズ・ゲート」や「ガンパレード・マーチ」が近いかも知れません。 十三機兵防衛圏 - Switch|Amazon スポンサーリンク
-
「会計の世界史」の感想
2022/04/14 in Blog
田中 靖浩 (著)「会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語」を読みました。 会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語|Amazon なかなかおもしろかったです。 世界史をなぞりながら、会計の歴史を学ぶことができました。 本書を読むことで、バランスシートをどう見ればいいのか、ざっくりと分かって良かったです。 会計や簿記に対しての、苦手意識を無くせそう。 マンガ版もあるので、手っ取り早く読み終えるなら、そちらも選択肢かも知れない。 マンガ 会計の世界史 (日 …
-
「四畳半神話大系」の感想
2022/04/09 in Blog
森見 登美彦 (著)「四畳半神話大系」を読みました。 四畳半神話大系 四畳半シリーズ (角川文庫)|Amazon まあおもしろかったです。 森見作品を読むのは、「夜は短し歩けよ乙女」に続いて2作目。 あいかわらずの森見作品っぽさ。 舞台が京都で、主人公がうだつの上がらない大学生、ヒロインが黒髪の乙女な点など。 作品が変わっても、けっこう似ている点があるんですね。知りませんでした。 他の作品も、全部こういう感じなのでしょうか。 ただ、今作は「並行世界」もの。ちょっとSFっぽいですね。 各章では、主 …