記事一覧 2023
  • 「リメンバー・ミー」の感想

    2023/11/21 in Blog

    映画「リメンバー・ミー」を見ました。 原題:Coco 制作:ピクサー 公開:全米2017年、日本2018年 英語音声、日本語字幕にて視聴。 とても、おもしろかったです。 さすがピクサー、すばらしい傑作だと思います。 はじめは、なんとなく日本語音声で視聴していた。 けれど、クオリティが高いので、急遽英語音声・日本語字幕での視聴に切り替えた。 そのほうが、よりメキシコの雰囲気が楽しめると思ったので。 死者の国の見せ方もワクワクして良い。 本作はちゃんと次々と別の困難が押し寄せてきて良い。 「アナと雪 …

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  • 「アナと雪の女王2」の感想

    2023/11/20 in Blog

    「アナと雪の女王2」を見ました。 監督:クリス・バック、ジェニファー・リー 脚本:ジェニファー・リー 公開:2019年11月 うーん、まあまあでした。 前作から結構時間があいているんですね。 前作は、古典的な男女の恋愛展開を否定し、多様な愛を描いた。 今作は、過去の自国民の行いを否定し、辺境民族(もしくは先住民族)への迫害や贖罪と和解を描いた。 北欧みたいな舞台で、今回も実に現代北米っぽい話が展開しているなと思った。 これ、さらなる続編が制作されているそうだが、今後どうなるだろうか。 もし仮に自 …

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  • 「アナと雪の女王」の感想

    2023/11/18 in Blog

    映画「アナと雪の女王」を見ました。 原題は「Frozen」。 ディズニー映画。 監督:クリス・バック、ジェニファー・リー 脚本:ジェニファー・リー 米国2013年公開。日本2014年公開。 日本語吹き替え・字幕なしでの視聴。 元となった作品は、アンデルセンの童話「雪の女王」。 まあまあ、おもしろかったです。 ディズニー映画の古典的な男女の恋愛を描かない、という強い意志を感じた。 一晩で恋に落ちた王子が運命の人、と思わせて、悪者でした。とか。 真実の愛の相手は山男、と思わせて、姉のエルサでした。と …

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  • 「沈黙」の感想

    2023/11/16 in Blog

    遠藤周作(著)「沈黙」を読みました。 第2回谷崎潤一郎賞。 沈黙(新潮文庫)|Amazon おもしろかったです。 ポルトガルのキリスト教の司祭たち三人が、日本に渡った恩師の背教の知らせを受け、キリスト教弾圧下の日本に潜入しようとし、自らも背教の淵に立たされる話。 「神の沈黙」という、信者が耐え難い苦難に遭っているのになぜ神は我々を救ってくださらないのか、という本質的な問いに焦点を当てている作品。 読む前に想像していた以上に、読みやすい文章だった。 キチジローは、創作上の人物なのだろうか。 都合よ …

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  • 「たそがれ清兵衛」の感想

    2023/11/13 in Blog

    映画「たそがれ清兵衛」を見ました。 監督山田洋次。主演真田広之。 公開2002年。 原作は藤沢周平の時代小説集「たそがれ清兵衛」・「祝い人助八」・「竹光始末」。 とてもおもしろかったです。 主人公が朋江との縁談をいったん断った後に「やっぱりあなたのことが好きです結婚してください」と言うシーンで「いやいやそれはねーだろ」と声が出てしまった。 ただし、男なんてそんな未練たらしいもんさと言われれば、たしかにそうかも知れないなと受け入れられた。 真田広之さんや宮沢りえさんの演技も良かった。 舞台や小道具 …

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  • 「八つ墓村」の感想

    2023/11/11 in Blog

    「八つ墓村」を見ました。 1977年版。野村芳太郎監督。萩原健一主演。 原作は横溝正史の長編推理小説。 「金田一耕助シリーズ」の一つ。 ぜんぜんおもしろくなかったです。 石坂浩二版の金田一耕助の映画がヒットしたことで、 松竹が急いで作っただけの作品では?と思いながら見た。 金田一耕助が登場するのが遅すぎる。 35分くらい経過してからようやく登場する 金田一耕助がぜんぜん事件に関与せず、活躍しない。 暗い鍾乳洞の中で、あちこち移動しているだけのシーンが多すぎる 事件の内容が、祟りに見せた殺人事件と …

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  • 「悪魔の手毬唄」の感想

    2023/11/11 in Blog

    「悪魔の手毬唄」を見ました。 1977年版。市村崑監督。石坂浩二主演。 原作は横溝正史の長編推理小説。 「金田一耕助シリーズ」の一つ。 まあまあ、おもしろかったです。 「犬神家の一族」のほうが良かったかもしれない。 大体子供たちが被害者になりがち。 女性が犯人のパターンが多い。展開的に感動を誘うためだろうか。 スポンサーリンク

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  • 「犬神家の一族」の感想

    2023/11/10 in Blog

    映画「犬神家の一族」を見ました。 1976年版。市村崑監督。石坂浩二主演。 原作は横溝正史の長編推理小説。 「金田一耕助シリーズ」のひとつ。 まあまあ、おもしろかったです。 ミステリーではよくあることだが、 登場人物が多すぎて、誰が誰だかよくわからなくなる。 ただし、一応覚えやすいような名前付けになってはいた。 松子、竹子、梅子とか。 一方で、その息子たちの名前は覚えにくかった。 佐清、佐武、佐智とか。 戦後の仄暗い感じが描かれていて、雰囲気があり良かった。 遺産相続について。 あの遺言状の内容 …

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  • 「万引き家族」の感想

    2023/11/09 in Blog

    映画「万引き家族」を見ました。 監督は是枝裕和。 2018年6月8日公開。 第71回カンヌ国際映画祭において、最高賞であるパルム・ドールを獲得。 万引き家族 | Amazon おもしろかったです。 極東アジアの貧困をテーマとした映画は、欧州や北米での評価を受けそう。 海外の人たちにとってこの日本の世界観は、ほとんど異世界ファンタジーものくらい自分たちの生活とはかけ離れた生活に見えていそう。 その一方で、日本国内ではつまんないという評価を受けそう。 という印象。 この監督は、少年を撮るのがうまい。 …

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  • 「夏へのトンネル、さよならの出口」の感想

    2023/11/08 in Blog

    映画「夏へのトンネル、さよならの出口」を見ました。 原作は八目迷のライトノベル。 略称は「夏トン」。 夏へのトンネル、さよならの出口 | Amazon まあまあ、おもしろかったです。 Rebuild.fmの367話にて、話題に挙がっていたので視聴しました。 中に入ると欲しいものが手に入る「ウラシマトンネル」。 その中は周りの時間とは別の時間が流れていて…という話。 よくある夏の田舎を舞台にしたボーイミーツガールSFものかなと思って見始めたら、他の作品と比べると、若干冒頭に暴力的なシーンがあるなと …

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