記事一覧 2022
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「半分の月がのぼる空3」の感想
2022/02/02 in Blog
橋本 紡 (著)「半分の月がのぼる空3」を読みました。電撃文庫版。 里香の写真をとる話、戎崎のかよう高校に行ってみる話、そして手術の話。 後半、美沙子との展開はかなり意外だった。 こういう展開は、ライトノベルというより、ライト文芸らしさを感じた。 今回作中に登場した文学作品は、ロジェ・マルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』でした。 はじめて見る題名の作品。 調べてみると、フランスの小説家らしい。 Amazonで調べてみると、全十三巻セットという大長編で、びっくり。 なかなか、高校生でこの本の …
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「半分の月がのぼる空2」の感想
2022/01/30 in Blog
橋本 紡 (著)「半分の月がのぼる空2」を読みました。電撃文庫版。 里香に戎崎コレクションが見つかり、終焉するまでの話。 「戎崎コレクションが見つかり、終焉するまで」の内容で一冊のラノベになるものなのだなーと思った。 今回作中に登場した文学作品は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」だった。 スポンサーリンク
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「半分の月がのぼる空1」の感想
2022/01/28 in Blog
橋本 紡 (著)「半分の月がのぼる空1」を読みました。電撃文庫版。 まあまあ面白かった。 ライトノベルの難病系ボーイミーツガールものという印象。 ささっと読めるので「読みやすい」と評価する人は多そう。 それにしても、若い頃ってこういう作品を通るよね。 いまでいうと「君の膵臓をたべたい」とかと同じ。 ネットで調べてみたところ、いまでは電撃文庫版以外にも文春文庫版があるようだ。 なぜなのだろう。 作品の内容的にファンタジーものではなく現代青春日常ものなので、ライトノベルというよりライト文芸という扱い …
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「新世界より」の感想
2022/01/23 in Blog
貴志 祐介 (著)「新世界より」を読みました。 まあまあ面白かったです。かなりのページ数があったけど。 現代に生きる人に対するメッセージ性の強い作品という印象。 それにしても、地中にいるシーンが良く登場したなぁ。 一見、ジュブナイル冒険ファンタジー小説。 ただし、仏教用語や昆虫や動物などに関する解説はかなりしっかりしている印象。 これは著者の趣味なのだろうか。 他の著作も読んでみると、わかるのかもしれない。 気になった点について。 ところどころで、難解な言葉が登場する点については気になりました。 …
記事一覧 2021
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はじめてアールグレイを飲んでみました
2021/12/21 in Blog
人生ではじめてアールグレイを飲んでみました。 アールグレイとは、紅茶に柑橘系の香料を使って香り付けしたものらしい。 ようするにフレーバードティーの一種。 飲んでみると、思っていたよりも香りのクセが強い。 ただし、飲めなくはない。 何度も飲むうちに、慣れていきそう。 ちなみに購入したのは、ジャンナッツのアールグレイ。カルディで購入しました。 公式サイトのリンクはこちら。Earl Grey アールグレイ | Janat 箱はおしゃれな感じ。そして、意外に安い。 いずれ今回購入分をすべて飲み終わった …
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「書くことについて」の感想
2021/12/17 in Blog
スティーヴン キング (著)「書くことについて」を読みました。 この本を読んだ一つ目の理由は、自伝が好きだから。 他の人の伝記を読むことで、自分以外の人生を疑似体験できるような気ができる点が好きです。 もうひとつの理由は、自分にも物語をかけるようになれたらいいなと思ったから。 この本には、「著者の自伝」と「書くことについて」がまとまっています。 内容ざっくりまとめ 章立ては以下の通り。 履歴書 道具箱 書くことについて 生きることについて 閉じたドア、開いたドア 履歴書 著者のこれまでの人生の遍 …
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「インストール」の感想
2021/12/02 in Blog
綿矢 りさ (著)「インストール」を読みました。 まあまあ。 思ったよりも短いお話で、ささっと読めました。 若い女子高生時代の著者自身の願望や妄想を詰め込んだような勢いのある内容という印象。 この本に関する最大の衝撃は、20年以上前の2001年の本だということ。 せめて10年くらい前かと思っていました…。 時間の流れのはやさを痛感しました。 スポンサーリンク
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「夜は短し歩けよ乙女」の感想
2021/11/23 in Blog
森見 登美彦 (著)「夜は短し歩けよ乙女」を読みました。 再読。面白かったです。 気にならないこと、気になることについて。 まずは、気にならないこと。 独特な文体である点は、気になる人はいそう。 個人的には、おもしろみがあって良いとは思います。 「黒髪の乙女のような純朴な女性は、現実にはいないだろう」と思うひともいそう。 個人的には、それも含めてファンタジー小説として楽しんで読めばよいのかなと思います。 次に、気になること。 小説中に、京都の地名がいっぱい出てきます。 京都を舞台にした小説にあり …
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「フェルマーの最終定理」の感想
2021/11/11 in Blog
「フェルマーの最終定理」を読みました。 おもしろかったです。 フェルマーの最終定理をめぐる、300年にわたる数学者たちの人生ドラマの話。 難解なことばをつかわずに、天才数学者たちがどのようにこのフェルマーの最終定理に挑んだのかがわかりやすく書かれている。 その点が、とても素晴らしい。 また、翻訳も優れているのだろう、とてもわかりやすい。 個人的には、 寄生虫のライフサイクルからずれるために、セミのライフサイクルの年数が大きめの素数である17年になる部分が興味深かった。 サイモン・シンのべつの著作 …