「美亜へ贈る真珠」の感想
梶尾真治(著)「美亜へ贈る真珠」の感想。
おもしろかったです。
やや古風な感じもしたが、1970年〜80年代の作品もあるので仕方がない。
全体的に男性本位のSF小説という印象。
男性主人公と理想的な美女がセットで登場する作品が多いからだと思う。
「愛」と「時間」をテーマとしたSFなのだと思う。
女性の名前をそのまま題名に入れている作品が多い。
あらすじと短評
美亜へ贈る真珠
評価:まあ
最初に読んだときに、「美亜へ贈る真珠」の最後のシーンを勘違いしていた。
涙だとはわからなかったのです。
だから、最初はピンとこなかったのかもしれない。
詩帆が去る夏
愛する女性のクローンを娘として育てる。
評価:まあ
梨湖という虚像
想いを寄せる女性と彼女が愛する男性とが、機械学習による映像の中で生き続ける。
評価:まあ
玲子の箱宇宙
玲子が結婚式の贈り物の箱宇宙に魅了される。
評価:まあ
“ヒト"はかつて尼那を……
地球が浄化されて管理されていた最後の“ヒト”が、
種の再興のために尼那と敬介の細胞から培養した“子供たち”を宇宙に解き放つ。
評価:まあ
時尼に関する覚え書
時が経つにつれて若返っていく女性との出会いと別れの話。
評価:いい
江里の"時"の時
ワームホール固定化装置を発明し、
別世界線の女性と運命的に出会い、
破滅するその世界から女性を救おうとする話。
評価:まあ
時の果の色彩
母親のつてで業績の良い会社に入社したら、
若い社長はタイムマシンを持っていて、しかも実は父親だった。
タイムマシンは十九年先までしか移動できないので、
ちょうど十九年前の母の最期に立ち会う。
評価:いい
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