「四畳半神話大系」の感想
森見 登美彦 (著)「四畳半神話大系」を読みました。
まあおもしろかったです。
森見作品を読むのは、「夜は短し歩けよ乙女」に続いて2作目。
あいかわらずの森見作品っぽさ。
舞台が京都で、主人公がうだつの上がらない大学生、ヒロインが黒髪の乙女な点など。
作品が変わっても、けっこう似ている点があるんですね。知りませんでした。
他の作品も、全部こういう感じなのでしょうか。
ただ、今作は「並行世界」もの。ちょっとSFっぽいですね。
各章では、主人公の大学での選択によって分岐した世界線をそれぞれ描いています。
各章
- 四畳半恋ノ邪魔者 (映画サークルに入る)
- 四畳半自虐的代理代理戦争 (樋口の弟子になる)
- 四畳半の甘い生活 (宗教系ソフトボールサークルに入る)
- 八十日間四畳半一周 (学内の秘密組織「福猫飯店」に入る)
それぞれ、同じようなキーワードや場面や小道具を話に盛り込んでいるので、
かなり工夫されていると感じました。
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