「シロナガス島への帰還」の感想
「シロナガス島への帰還」をやりました。
プレイ時間:約9時間
プレイ環境:Steam版
けっこうおもしろかったです。
絶海の孤島もののミステリーであり、ほぼ完全個人制作ADVゲーム。
ホラー要素あり。
「東方Project」のZUNや「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07の令和版、みたいな立ち位置なんだろうか。
ただし令和版と言うには作者の年齢が結構上な気配がする。
かなり懐かしい形式・ジャンルのゲーム。
だか一周回って、目新しいというか目を引くジャンルかもしれません。
プレイ時間の短さと濃度の濃さが、現代にマッチしていると感じました。
昔の作品はもっとプレイ時間長いですからね。
作者の性癖的に、肉付きのわるい女性が好きなんだろうな、とわかる。
気になったところ。
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周囲を調査する際に、クリックする場所がわかりにくい
背景を目印なしにマウスクリックする仕様には、最初戸惑いました。
ダンガンロンパみたいに調べるべき場所がわかる形式だとよりよかったです。
クリックするべき領域が狭すぎる場面とかもあった。
未調査・調査済みの違いなどもわかりやすくしてほしかった。 -
DEAD ENDなどの枝葉のルートにはアフターフォローが欲しかった
わたしが最初に到達したのがDEAD ENDでした。
しかも直前にプレイしたのが「メグとばけもの」で、あれはノーマルエンドとトゥルーエンドがシームレスに繋がっている作品だった。
なので、このままNEW GAME(2回目)をやればいいのかといったん誤解しました。
できれば「Fate/Stay night」でいうタイガー道場みたいなものがあるとよかったです。
フルボイスなのはいいけれど、声優の布陣だけでラストバトルの状況が透けてしまう。まあ御愛嬌かしら。
それほど重視してはいないけれど、トリックの解説についてはいまいち納得できなかった。
「まぁ、そういうもんなのかー」くらいで受け止めた。
EXTRAルートの話が、おもったより長かった。